25坪で平屋を建てる!コンパクトでもゆとりを感じる工夫とは?


シニア世代はもちろん、今や若者世代にも人気の「平屋」。メリットもたくさんありますが、コストが割高になるなどデメリットも?でもそのデメリットは、「コンパクトでもゆとりを感じる平屋」を建てることで解決できます。そのアイデアをご紹介します。

25坪で平屋を建てる!コンパクトでもゆとりを感じる工夫とは?

暮らしやすい「平屋」が若い世代にも人気!


国土交通省の住宅着工統計によれば、ここ10年の間、持家系の新築件数は微減傾向です。
一方、居住用の平屋(一階建て)の建築件数は2011年度に28,908件だったものが2020年度には47,452件に(「建築物着工統計」より)。
つまり「平屋」を新築する割合は増加の一途で「平屋ブーム」とも言える状態になっているということがわかります。
「平屋の新築」と言えば、階段の上がり下がりが辛くなってきたシニア層による建て替えをイメージされる方も多いと思いますが、今回の「平屋ブーム」では若い世帯が建てる初めての家としても平屋が選択されているのが特徴です。
その理由としては質のいい家を建てて長く住むことを志向し、年をとっても使いやすい家であることを重要視する傾向があるからだと考えられます。

「平屋」のメリットとデメリットは?

新築の選択肢として選ばれているのは、平屋にはメリットが多いからです。
平屋を選ぶ方が最も評価するメリットは何よりも「階段がない」こと。
階段がない=上がり下がりがないので移動がとにかくラク。水平方向の移動だけで暮らしが完結するのでとても快適です。
二階建てではお風呂場と洗濯場、物干し場と片づけるクローゼットが上下階に分かれていて洗濯が辛くなったり、風呂場と寝室が遠くなり不便だったりということが起きますが、平屋なら生活・家事動線の間に階段の上下が入りません。
また、コスト面のメリットとしてはメンテナンス費用の安さが挙げられます。
外壁や屋根メンテナンスの際、コストの大部分を占めるのが足場を組む費用ですが、それが減るので費用が安くなります。
さらに、重たい二階を支えなくてよいので構造的にも強くなり、地震の際もより安心できます。
その他も含め、メリット&デメリットをまとめたのが下表です。

平屋のメリット&デメリット

平屋の「デメリット」を解決する「コンパクトさ」

先ほどの表でご覧いただいた通り、プライバシーを守るために工夫が必要であったり、周囲の環境によっては採光が難しくなったりなど、平屋にはデメリットもあります。
中でも気になる方が多いのは初期コストが高くなりがちだという点ではないでしょうか。
平屋は水平方向に広いので、同じ床面積の二階建てよりも土地の広さが必要です。
40坪の延べ床面積の二階建てと平屋を比較すると、二階建てでは約20坪分で済む基礎と屋根が、平屋では40坪分必要になるためその分割高になります。

ですが、上手に「コンパクトな平屋」を建てることができれば、コスト面も含めそれらの問題が解決できます。
2022年にオープンしたクレバリーホームの平屋「グランシェア」は25.6坪と平屋としてはコンパクトなつくりです。
約25坪でもこんなにゆとりを感じる平屋にするアイデアをいくつかお伝えします。

計算された動線で「25坪なのにゆとりを感じる」平屋

この図面は、2022年6月にオープンしたクレバリーホームのモデルハウスのものです。
延べ床面積25.6坪というコンパクトな中に、夫婦+お子様の暮らしがゆとりをもって行えるほか、趣味の防音室まである設計になっています。
コンパクトと言っても、ただ面積を減らすだけでは使い勝手の悪い家になってしまいます。
そのため様々なアイデアが採用されていますが、その一部をご紹介します。

リビングは家の中央に


物理的な観点で見ると、廊下は面積を増やしてしまいます。
このモデルハウスでは一階中央にリビングを配置しどの部屋へもワンアクションで行けるように設計。
スムーズな移動と省スペースの両方を叶えます。

回遊性を確保

LDK→洗面→脱衣所→ウォークインクローゼット→寝室と回遊できるプランになっています。
洗濯物や人の動きに沿って設計され、最短で目指す場所に行けるため時短になるのはもちろん、ここでも省スペースが達成できます。

屋根裏のロフト


二階以上になると、屋根裏スペースへは階段を上がらないと行けません。
しかし平屋なら生活しているところからすぐに屋根裏空間へ移動できます。
お子様の遊ぶスペースや趣味の空間として、もちろん収納スペースとしてなど、平屋ならではのアクセスしやすい屋根裏空間が作れます。

まとめ~ビジュアル的な工夫も満載の「コンパクトな平屋」~


今日の記事では、図面を見ながら水平方向での工夫を中心にお話ししましたが、実は「コンパクトなのにゆとりがある」という感覚を実現するためには、立体・縦方向での空間的・ビジュアル的な工夫も大変重要です。
今回ご紹介したモデルハウスでは縦方向へ空間がのび、視線が誘導され開放感を感じる工夫が満載。
その工夫については、ぜひ今後の記事をご参考ください。
コンパクトなのにゆとりがある平屋にご興味がありましたら、お近くの店舗までお気軽にお問合せくださいね!

クレバリーホームの公式サイトはこちら♪