ゲストルームのある家の間取り実例|メリット・デメリットを踏まえたつくり方のポイントも

ゲストルームのある家の間取り実例|メリット・デメリットを踏まえたつくり方のポイントも

友人や親族などが宿泊する機会が多い方にとって、ご自宅のゲストルームは魅力的な間取りです。

しかし、「どのくらいの広さが必要なの?」「使わない期間はどう活用すればいいの?」など、間取りのつくり方に疑問や不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ゲストルームのある家の間取り実例を見ながら、自宅に設けるメリット・デメリット、後悔しない間取りづくりのポイントを解説します。

ゲストルームの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゲストルームとは来客時の宿泊スペースのこと

和室のゲストルーム

ゲストルームとは、来客のための宿泊スペースを指すのが一般的です。

友人や親族が遠方から訪れた際、ホテルや旅館を手配せずに自宅で宿泊できるよう、ベッドや布団を置ける個室を設けることが多いです。

客間との違い

ゲストルームと混同されやすい言葉に「客間(きゃくま)」があります。

両者は「来客のためのスペース」という点では共通しますが、成り立ちと用途が異なります。

 

  • 客間:来客を一時的に通すための間取り
  • ゲストルーム:来客が宿泊するための間取り

 

客間は、日本の住宅文化において来客を一時的に通すための間取りとして発展してきました。

特に和室の客間は、冠婚葬祭や来客時の応接など、特別な場面で使われることが多いです。

洋室の場合は応接間と呼ばれ、来客と改まって話をするための部屋という位置づけになります。

つまり客間・応接間は基本的に「宿泊」を前提とせず、日中の来客対応や儀礼的な用途の間取りです。

一方、ゲストルームは宿泊を前提とした部屋で、来客が一晩、あるいは数日過ごすことを想定しています。

客間が「もてなしの場」であるのに対し、ゲストルームは「来客の生活空間」という性格が強い点が大きな違いです。

昔ながらの和室客間は減少傾向にあり、洋室ベースの住宅が主流となった現代では、来客対応の機能はリビングやダイニングに集約されることが多いです。

普段の来客はリビングで対応し、宿泊機能だけを独立させた「ゲストルーム」の間取りをつくるケースが増えてきています。

ゲストルームのある家の間取り実例

さっそく、クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、ゲストルームのある家の間取り実例をピックアップしてご紹介します。

実例①

ゲストルームがある家の外観

1F

ゲストルームがある家の間取り図1F

2F

ゲストルームがある家の間取り図2F

玄関を入ってすぐの場所に4.5帖の和室を設け、ゲストルームとしても活用できる間取り実例です。

家族の寝室やLDKから離れた場所にあり、ゲストがゆっくりと過ごせる空間になっています。

 

和室のゲストルーム

スクエア窓と地窓をバランス良く配置し、程よい明るさと落ち着きがあるシンプルな和室に仕上がっています。

▼実例を見る⇒case167

 

実例②

ゲストルームがある家の外観

1F

ゲストルームがある家の間取り図1F

2F

ゲストルームがある家の間取り図2F

LDKに隣接する和室を、間仕切りを閉めることで個室化しゲストルームとしても使いやすい間取り実例です。

 

LDKに隣接するゲストルーム

3帖のゲストルーム

3帖の和室はゲストルームに十分な広さで、キッチンから目が届く場所にあるため、キッズスペースなどにも活用しやすいです。

▼実例を見る⇒case159

 

実例③

ゲストルームのある家の外観デザイン

1F

ゲストルームがある家の間取り図1F

2F

ゲストルームがある家の間取り図2F

リビングから見えるタタミコーナーを普段はキッズスペースとして活用し、来客時はゲストルームとしても併用しやすい間取りです。

間接照明がおしゃれなモダン和室のゲストルーム
柔らかい光を取り入れる地窓や、半月のような床の間のシルエット、間接照明の組み合わせで高級感のあるタタミコーナーになっています。

収納をしっかり設けることで、お子さまの遊び道具はもちろん、来客時の荷物もしまえる便利な間取りです。

▼実例を見る⇒case124

 

実例④

ゲストルームがある平屋外観

1F

ゲストルームがある家の間取り図

平屋の洋室の1つをゲストルームとして活用し、将来は間仕切りで子供部屋に転用できるようにした間取りです。

 

洋室のゲストルーム

普段は1部屋をトレーニングルーム、もう片方をゲストルームとして活用しています。

ドアや窓を2つずつ設けてあるため、お子さまが生まれたタイミングで個室の子供部屋に変更できるようになっています。

▼実例を見る⇒case129

 

実例⑤

ゲストルームがある半平屋の外観

1F

ゲストルームがある注文住宅間取り図1F

2F

ゲストルームがある注文住宅間取り図2F

平屋のような1階中心の間取りに、2階にゲストルームとして活用できるロフトを設けた実例です。

 

ロフトのゲストルーム

ロフトは屋根勾配を活かしたおしゃれな空間で、普段はお施主様が座ってくつろぎたいときに活用されています。

10帖あるため、ゲストルームとしても十分な広さです。

▼実例を見る⇒case74

 

自宅にゲストルームを設けるメリット

洋室のゲストルーム

ゲストルームのある家は、来客対応しやすくなるだけでなく、暮らし方の自由度も広がります。

自宅ゲストルームの代表的なメリットを3つご紹介します。

気軽にゲストを招きやすい

普段来客が多いご家庭にとって、自宅にゲストルームを設けることで、いろいろな気を遣わずにゲストを招きやすくなるのは大きなメリットです。

ゲストルームがあることで、友人や親族が遠方から訪れる際、ホテルや旅館の手配や宿泊費の負担が不要になり、気兼ねなく宿泊してもらいやすくなります。

「泊まっていきなよ」と気軽に声をかけられる環境が整うため、帰省や来客のハードルが下がり、家族や友人との交流機会の増加につながります。

来客時にお互い気兼ねなく過ごしやすい

ゲストルームをつくることで、来客も家族もそれぞれのプライベートな時間を確保しやすくなるのもメリットです。

来客側は気を遣いすぎずに滞在でき、家族側も普段通りの生活リズムを保ちやすくなります。

久しぶりに会う方と話が盛り上がる際も、ゲストルームを使えばほかの家族に気兼ねせず会話を楽しむことができます。

ほかの用途に転用しやすい

ゲストルームは、設計次第で来客時以外の使い道を持たせられるのも魅力です。

普段はキッズスペースやトレーニングルーム、書斎として活用し、来客時だけゲスト用に切り替えるといった使い方ができます。

将来家族が増えたタイミングで個室の子供部屋に転用するなど、ライフステージの変化にあわせて間取りで対応できるのも、ゲストルームならではの利点といえます。

自宅にゲストルームを設けるデメリット

ロフトのゲストルーム

さまざまなメリットがある反面、自宅にゲストルームを設ける際に注意しておきたい点もあります。

後悔のない間取りにするために、デメリットも事前に理解しておきましょう。

ほかのスペースが圧迫される

延床面積が決まっている場合、ゲストルーム用のスペースを確保すると、その分リビングや収納、ほかの居室が手狭になってしまうのは注意すべきデメリットです。

来客時の利便性を優先した結果、暮らしやすさの面で不満や後悔を感じてしまう可能性もあります。

家族の生活動線や収納量を優先すべきか、ゲストルームを優先すべきか、間取り全体のバランスを考えて計画することが大切です。

使用頻度が低いと無駄になる

来客の頻度が年に数回程度だと、ゲストルームが使われない期間の方が長くなり、せっかく部屋をつくったのに持て余して後悔するリスクもあります。

実際に来客がどれくらいの頻度であるかを事前にシミュレーションしないままゲストルームをつくると、スペースの無駄につながりやすい点に注意が必要です。

建築費用が多めにかかる

ゲストルームを独立した1部屋として設ける場合、その分の壁や建具、収納、内装工事などが必要になり、建築費用が増加するのもデメリットです。

使用頻度に見合わない広さや設備にしてしまうと、かけたコストに対して満足度が伴わない可能性もあります。

ゲストルームをつくった結果予算オーバーしたり、ほかの部分で妥協せざるを得なくなって後悔したりするリスクも考えられます。

ゲストルームの間取りづくりのポイント

リビングに隣接したゲストルーム

ゲストルームのメリットを活かしつつデメリットを抑えるには、間取りづくりの段階でいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

まずは用途と使用頻度を確認する

ゲストルームの間取りを検討する際は、まず「誰が」「何人」「どれくらいの頻度で」訪れるのかを整理しましょう。

年に数回、親族が泊まりに来る程度なのか、友人が頻繁に立ち寄るのかによって、必要な広さや設備は変わります。

例えば、ご自身(または 奥様)の出産準備の期間だけご両親がサポートに来る場合なら、無理にゲストルームを設けず、将来の子供部屋に泊まってもらう考え方もあります。

そもそもゲストルームが本当に必要なのか、どのようなシーンで利用するのかを想定して、この後の間取りづくりに役立てましょう。

必要な広さを確保する

ゲストルームの広さは、宿泊人数や滞在期間などの要素を踏まえて考える必要があります。

1人が数日過ごす程度であれば、3~4.5帖程度の広さでも十分です。

滞在期間が長く、荷物が多い場合などは、ゆったり過ごしてもらうために6帖以上の広さを確保したいところです。

また、洋室にしてベッドを置くか、和室に布団を敷くかによっても、必要なスペースの取り方が異なります。

実際に宿泊するシーンを想定し、ちょうど良い広さを考えてみてください。

収納を設ける

ゲストルームに寝具や来客の荷物を収納できるスペースを確保しておくと、使わない時期は別の用途に転用しやすくなります。

押入れやクローゼットを設けておけば、キッズスペースや書斎として使う際にもおもちゃや書類の収納場所としても活用できます。

プライバシーに配慮する

ゲストルームは、家族の生活音や生活動線から離れた場所に配置するのが基本です。

寝室やLDKとゲストルームが近すぎると、お互いに気を遣う場面が増えてしまいます。

トイレや洗面所への動線、音の伝わり方なども踏まえて、ゲストと家族どちらにとっても心地よい距離感を意識しましょう。

複数の用途を想定する

ライフスタイルの変化などを想定して、ゲストルームを来客時専用ではなく、普段の生活でも活用できるように計画するのもおすすめです。

キッズスペース、書斎、トレーニングルームなど、ライフスタイルの変化に合わせて使い方を変えられる間取りにしておけば、来客が少ない時期でも無駄になりません。

ゲストルームの間取りづくりでよくある質問

和室のゲストルーム

最後に、ゲストルームの間取りを検討するときに、よくある質問にまとめてお答えします。

Q.ゲストルームは1階・2階どちらに設けるべきですか?

A.間取り全体のバランスや来客の頻度・目的によって異なります

ゲストルームを1階に設ける場合は、来客が階段を使わずに出入りできるため、高齢のご親族や荷物が多い方を迎える際に負担が少ないのがメリットです。

一方、2階のゲストルームは、リビングや水回りなどの生活空間と距離を取りやすく、来客・家族どちらもプライベートな時間を確保しやすいのが特徴です。

ただし、2階に寝室や子供部屋を設ける場合、ゲストルームと近くなるため音漏れが気になるケースもあります。

1階と2階どちらが良いかは一概には言えないため、なるべくゲストルームの利用シーンを細かくシミュレーションしてみてください。

Q.ゲストルームをつくらずに来客対応する方法はありますか?

A.ほかの部屋やオープンスペースを活用する方法もあります

ゲストルーム専用の1部屋を設けなくても、将来の子供部屋や書斎などを一時的にゲスト用として開放する方法もあります。

また、普段はキッズスペースや書斎として使っている部屋に、来客時だけ布団やエアベッドを用意して対応するのも1つの考え方です。

個室ではなく、リビングの一角のタタミコーナーに、来客時だけ布団を敷いてゲストルームとして使うこともできます。

来客の頻度が年に数回程度であれば、専用のゲストルームではなくほかの用途メインで、兼用できる間取りを考えてみましょう。

まとめ

ゲストルームは、来客を気兼ねなく招きやすくなるだけでなく、キッズスペースや書斎など普段使いにも転用できる、暮らしの自由度を広げてくれる間取りです。

一方で、ほかのスペースが手狭になったり、使用頻度が低いと持て余してしまったりする可能性もあるため、必要性や利用シーンをシミュレーションすることが大切です。

専用のゲストルームをつくるべきか、ほかの部屋と兼用する間取りにするべきか迷った際は、暮らし方やご家族の希望に合わせて、プロと一緒に検討しましょう。

クレバリーホームでは、今回ご紹介したようなゲストルームのある間取り実例を数多く手がけてきました。

ご自宅にぴったりのゲストルームづくりについて、資料請求やモデルハウスの見学予約から、ぜひ具体的なイメージを膨らませてみてください。

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