外壁タイルの種類を解説|サイズ・貼り方・目地・デザイン

外壁タイルの種類を解説|サイズ・貼り方・目地・デザイン

耐久性が高く、高級感もありいつまでも美しい外観をキープしてくれる外壁タイルは、住宅寿命が延びている現代の注文住宅にぴったりな建材です。サイズやカラーのバリエーションが豊富で、理想のイメージにぴったりなデザインをつくりやすいのも外壁タイルのメリット。

しかし逆に、たくさん種類がありすぎて、どの外壁タイルを選べば良いか悩んでしまう方も多いです。

そこで今回は外壁タイルの種類について、サイズ・貼り方・目地・デザインの4つの軸で詳しく解説します。理想のマイホームをつくるための基礎知識として、ぜひ覚えておいて下さい。

外壁タイルはバリエーションが魅力

外壁タイルのバリエーション

サイディング・モルタルなどと比べて高い耐久性を持っている外壁タイルですが、サイズやデザインのバリエーションも大きな魅力となっています。

日本的な色使いを取り入れた和モダン、レンガ調タイルを使った英国風、自然石のようなタイルでつくる南欧風など、幅広い外観テイストをつくることができます。

しかしバリエーションが豊富な分、外壁タイルのラインナップを見ても、どれを選べば良いのか分からず悩む方が多いでしょう。そこで、サイズやデザインの基礎知識を押さえておくと、思い描く理想のマイホームをつくりやすくなるのでおすすめです。

実際に外壁タイルを選ぶときはプランナーのサポートが重要になりますが、ある程度ご自身で把握しておくとより精度の高いデザインをつくりやすいです。バリエーション豊富な外壁タイルの魅力を最大限引き出すために、基礎知識を1つずつチェックしていきましょう。

外壁タイルの種類【サイズ】

外壁タイルにはさまざまなサイズがあり、外観デザインに大きな影響を与えます。大まかなサイズ感と呼び方を覚えておくと、施工実例やモデルハウスを見るときにどんな外壁タイルが使われているのかチェックしやすいのでおすすめです。

実際にタイルを貼るときは「目地」と呼ばれるすき間を開けるのが基本ですが、ここでは本体の実寸でご紹介します。

※外壁タイルの代表的なサイズ

  • 二丁掛タイル(実寸227mm×60mm)
  • 50角タイル(実寸45mm×45mm)
  • 45二丁タイル(実寸45mm×95mm)
  • ボーダータイル(実寸227mm×30mm)

外壁タイルを設計・製造するメーカーによって数ミリ単位でサイズが異なるケースもありますが、一般住宅で使われる種類は上記のバリエーションがあります。

二丁掛タイルのサイズ

二丁掛タイルはレンガのサイズが基になっていて、外壁に使われることが多いスタンダードな種類。

ボーダータイルのサイズ

その縦幅を半分にしたサイズが基本のボーダータイルは、スタイリッシュ・高級感のあるイメージをつくりやすいのが特徴です。またサイズ・表面仕上げのバリエーションが豊富で、さまざまなテイストに合わせやすいです。

似ているカラーや表面仕上げでも、サイズが違うだけでガラッと印象が変わることも珍しくありません。外壁タイルを選ぶ際はまずサイズ感をチェックして、求めるイメージにマッチする物をチョイスしましょう。

外壁タイルのサイズについて、こちらでも詳しく解説しています。

▼外壁タイルのサイズ・寸法の見方を解説【初心者向け】

 

外壁タイルの種類【貼り方】

外壁タイルの貼り方は「湿式工法」「乾式工法」の2種類があり、住宅会社を選ぶ際の重要なチェックポイントとなります。

※外壁タイルの貼り方の種類

  • 湿式工法:モルタルでタイルを貼る
  • 乾式工法:接着剤でタイルを貼る

湿式工法は昔ながらの工法で、砂・セメント・水を混ぜてモルタルをつくり、外壁タイルを貼っていきます。職人の手作業による工程が多く、モルタルの練り具合やタイルを並べる精度にばらつきが出るケースも。

乾式工法は新しい工法で、下地のサイディングの上に接着剤で外壁タイルを貼りつけます。技術革新によって接着剤の性能が向上し、タイルが剥落しにくく、職人の腕の差が出にくいのが乾式工法の特徴。耐久性や仕上がりのことを考えると、乾式工法を採用している住宅会社を選ぶのがおすすめです。

外壁タイルの貼り方の種類については、こちらのコラムもどうぞ。

▼外壁タイルの工法|乾式工法と湿式工法の違いとは?

 

外壁タイルの種類【目地】

外壁タイル同士のすき間部分である「目地」にも、並べ方や仕上げ方法の種類があります。

※外壁タイル目地の貼り方の種類

  • 芋目地
  • 馬目地

タイル目地のバリエーションはほかにもたくさんありますが、一般住宅の外壁に使われるのは芋目地・馬目地の2種類がメインです。

芋目地のタイル貼り

芋目地はタイルの水平・垂直のラインをそろえる貼り方で、「通し目地」と呼ばれることもあります。規則正しくスタイリッシュなイメージをつくりやすく、縦横どちらかのラインが強調されるのも特徴です。

馬目地のタイル貼り

馬目地は水平方向の目地をそろえ、垂直方向は互い違いに貼る方法で、「破れ目地」とも呼ばれています。レンガのような印象で外壁にリズムが生まれるのが馬目地の特徴。

また目地にはすき間を埋めるための「目地材」を詰めるのが一般的でしたが、前述した乾式工法では「目地なし」で仕上げることもできます。目地なし仕上げは汚れや劣化の心配がなく、メンテナンスコストを省けるのが大きな魅力。

外壁タイルの種類【デザイン】

最後に、外壁タイルの代表的なデザインの種類をチェックしておきましょう。

レンガタイル

レンガタイルの外観

▼スクラッチブリックタイルの詳細を見る

本物のレンガ積みのような外観をつくれるレンガタイルは、注文住宅でも人気の高い選択肢です。「ブリックタイル」と呼ばれることもあります。

レンガタイルの外観

▼メテオブリックタイルの詳細を見る

レンガと同じ素材を焼き固めてつくるタイルもあり、一般的な注文住宅と変わらない手間・コストで、本物のようなリアルな質感を得ることができます。

レンガタイルの魅力や種類の詳細はこちらのコラムで解説しています。

 

ボーダータイル

ボーダータイルの外観

▼ストリームボーダータイルの詳細を見る

横に細長いサイズのボーダータイルは、バリエーションが豊富で幅広い外観テイストに合わせやすいのが特徴です。

スプリットボーダータイルの外観

▼スプリットボーダータイルの詳細を見る

凹凸の有無や表面の質感などさまざまなボーダータイルがあり、外観のベース・アクセントどちらにも使いやすいです。

ボーダータイルの特徴や施工事例の詳細はこちらをどうぞ。

石調タイル

グランテッセラタイルの外観

▼グランテッセラタイルの詳細を見る

天然石のようなデザインの石調タイルは、高級感のある外観を求める方に人気の種類です。

石調外壁タイル:ヴィンテージストーンタイル

▼ヴィンテージストーンタイルの詳細を見る

本物の天然石よりコストを抑えやすく、建物の重量が重くならないのも石調タイルの魅力。

石調外壁タイルの特徴と施工事例をこちらのコラムでチェックしてみてください。

スクエアタイル

スクエアタイルの外観

▼パウダーフェイスタイルの詳細を見る

正方形のスクエアタイルは、シンプルかつスタイリッシュなイメージをつくりやすいのが特徴です。

スクエアタイルの外観

▼アートフェイスタイルの詳細を見る

整然とした印象でモダンテイストと相性が良く、いつまでも古く見えない素敵な外観づくりにぴったりです。

 

木目調タイル

ウッドマスタータイルの外観

▼ウッドマイスタータイルの詳細を見る

タイルの表面に木目調のプリントを施し、天然木のような質感と高級感を再現した種類です。

現代の加工技術なら天然木同様の仕上げが可能で、本物の木のように色あせや腐食が発生しないのが木目調タイルの魅力♪

木目調外壁タイルの外観

▼ウッディノーブルタイルの詳細を見る

玄関やバルコニーなど外観の目立つ部分にアクセントとして、建物全体の魅力を引き立てるような使い方をすることが多いです。

木目調タイルの魅力やバリエーションについてはこちらのコラムもどうぞ。

 

クレバリーホームでは、ここではご紹介しきれないたくさんの外壁タイルをご用意しています。

クレバリーホーム A社 B社
外壁タイルの種類とカラーバリエーション 31種類160カラー 17種類83カラー 8種類35カラー
外壁タイルを採用しているプラン 標準仕様 一部プラン標準仕様

他プランはオプション

標準仕様

※2023年7月時点

31種類のデザインと160のカラーラインアップは、外壁タイルを扱うハウスメーカーの中でも非常に多く、理想のマイホームにぴったりな組み合わせが見つかるはず。どんな外壁タイルがあるのか、ぜひチェックしてみてください。

▼クレバリーホームのタイルラインアップを見る

まとめ

外壁タイルはさまざまな種類があり、求めるデザインや耐久性によってどれを選ぶべきか変わります。住宅会社によってタイルのラインアップや貼り方が変わりますので、基礎知識を覚えて会社選びの際にチェックしてみてください。

クレバリーホームは全国のモデルハウスで、外壁タイルのデザイン性や耐久性などを実際にご体感いただけます。手に取って質感をチェックできるサンプルなどもご用意していますので、ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。

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