マイホームブルーの原因と解決法!後悔しないためにすべき3つの対策
新居の計画中や、購入後に気分が落ち込んだり、不安が増したりしていませんか?
楽しいはずなのに急に陥るマイホームブルー。深刻化した場合、夫婦間でのトラブルを引き起こすケースもありますが、事前にリスクに備えて対策すれば回避できます。
この記事では、マイホームブルーを引き起こす原因や克服方法、マイホームブルーを回避するためにすべき3つの対策について解説します。
マイホームに必要な相場や費用の内訳について徹底解説しております。
→マイホームの相場は?費用の内訳や購入に必要な年収の目安を徹底解説
目次
マイホームブルーとはどんな状態?
マイホームブルーとは、マイホーム購入の前後で精神的に不安定な状態になることです。
次のような状態に陥っている場合、マイホームブルーといえるでしょう。
● 不安感が増す
● 気分が落ち込む
● 眠れない
● イライラする など
深刻化すると夫婦間でトラブルとなり、離婚に至ってしまうケースもあります。
マイホームブルーになるのはなぜ?引き起こす原因とは
マイホームブルーを引き起こすと考えられている原因として、次の3つが挙げられます。
● 住宅ローンを背負う不安
● 理想と違ったという後悔
● 一生その土地に縛られるというストレス
住宅ローンを背負う不安
多額の住宅ローンを返済していくというプレッシャーや、ローンを完済できるのかという不安からマイホームブルーに陥ってしまうケースがあります。
マイホーム生活の始まりは、同時に住宅ローン返済の始まりでもあります。家を購入する方のほとんどが、長期でローンを組んだ経験がありません。そのため、ローン返済から逃れられないという責任が重くのしかかり、精神的に不安定になってしまうのは、マイホームブルーの原因の1つになるのです。
理想と違ったという後悔
ローンを組んでようやく完成したマイホームが思い描いていた理想とかけ離れており、気分が落ち込んでしまうというケースもあります。
具体的には、次のような後悔や不満があります。
● 想像していたより陽当たりが悪くて室内が暗い
● 実際に暮らしてみたらリビングが狭かった
中には打ち合わせの段階で家族に遠慮して本当の希望を言い出せず、妥協するというケースもあります。
一生その土地に縛られるというストレス
賃貸と異なりマイホームを購入したら、その場所に定住する必要があります。
マイホームや立地に不安を覚えても、賃貸暮らしのように気軽に引っ越しができません。
このようなプレッシャーやストレスから、気持ちを不安定にさせる場合があります。
マイホームブルーを回避するための3つの対策
マイホームブルーにならないよう、マイホーム購入前にできる対策を3つご紹介します。
● 無理のない返済計画を立てる
● 優先順位をつけて納得できる土地探し・家づくりをする
● 家族全員で話し合って決める
無理のない返済計画を立てる
マイホーム購入の返済計画で気をつけたい点は、次の2つです。
● マイホーム購入にかける金額は、無理なく返済できる額に抑える
● 長期のライフプランを立てて生涯の収支を明確にする
借入限度額まで目一杯借りるのではなく、最低月収をベースにした返済計画を立てましょう。ボーナスに頼らずに返済できる額に抑えることができると安心です。
子供の教育資金や両親の介護資金など将来の支出についても具体的に洗い出し、綿密な返済計画を立てるようにしましょう。
優先順位をつけて納得できる土地探し・家づくりをする
土地探しや家づくりをする上で、「絶対に譲れないポイント」「妥協できるポイント」を明確にしてください。
例えば、「陽当たりだけは絶対に確保したい」「学校までの距離は遠くなってもいい」など希望条件に優先順位をつけましょう。
また、見落としがちなポイントにも十分配慮しましょう。具体的には以下です。
● 日中の陽射しの変化
● コンセントの数や配置
● 2階のトイレの必要性
● 置く予定の家具の寸法と部屋の広さのバランス
● 各居室に必要な収納スペースの確保
いい土地とのめぐり合わせは、タイミングもあります。しかし、可能な限り納得ができるまで検討を重ねることで、後悔のないマイホームを実現できるでしょう。
<H3>家族全員で話し合って決める
家族全員が希望を出し、十分話し合ってから決断するようにしましょう。
誰か1人の意見が優先されたり遠慮して希望を出さなかったりすると、後々大きな後悔を生む可能性があります。
住宅展示場やハウスメーカーの内覧会などに足を運んで、多くの間取りに触れるとより具体的な話し合いができるかもしれません。
マイホームブルーから抜け出す方法3選!
マイホームブルーに陥ってしまった時、辛い状態から抜け出す方法は次の3つです。
● 返済計画を見直す
● リフォームで環境を改善する
● 家を売却する
返済計画を見直す
お金の問題で不安を抱えている場合、まずは返済計画を見直す ことから始めましょう。
具体的には、次のような点を検討するのが有効です。
● 返済期間の延長
● ボーナス返済の見直し
● 条件のいい金融機関への借り換え
月々の返済額が家計を圧迫している場合は返済期間を延長したり、現在の借入先より金利などの条件がいい金融機関に借り換えを検討したり、現状を把握した見直しを進めましょう。
またローン内容と同時に、家計の見直しも必要です。
通信料や保険料などの固定費を見直し、無駄な支出がないか改めて確認しましょう。
ファイナンシャルプランナーやハウスメーカーに相談してみるのもおすすめです。
リフォームで環境を改善する
後悔しているのが家の間取りの場合、リフォームすることで環境を改善できる可能性があります。
リビングやキッチンなど部分的な空間のリフォームであれば、200万円かからない程度でできるケースもあります。リフォーム予算の相場については、実際にご自身で見積もりをとってみることをおすすめします。
そもそも新築でリフォームできるのかと疑問に思うかもしれませんが、柱や屋根など構造に関わらない部分的なリフォームなら新築でも可能です。
構造に関わる大きな工事はハウスメーカーの保証が利用できなくなる可能性があるので、契約内容をよく確認しましょう。
家を売却する
もし、これ以上現在のマイホームに住み続けられないという場合は、家の売却を検討しましょう。
家の売却金を住宅ローンの返済にあて、新たな住まいを用意する資金にするという方法です。
新築したばかりの家を売却するとなると躊躇してしまいますが、築年数が浅いほど高く売れる可能性があります。
売却してもローンが完済できない場合には、住み替えローン を利用するという方法もあります。
住み替えローンとは、家の売却金で返済しきれなかった残りのローン残債と新たな住まいの購入資金を合わせて借り入れできるというものです。
通常の住宅ローンよりも金利が高めな点や、審査が厳しくなるという点には注意しましょう。
マイホーム計画が進行中の段階で「マイホーム購入を白紙に戻したい」という場合には、住宅ローンを借りるための金銭消費貸借契約締結前であれば住宅ローンのキャンセルが可能です。
ただしハウスメーカーとの売買契約が済んでいる場合には、支払った手付金は返金されない ので覚えておきましょう。
まとめ マイホームブルーは十分に対策すれば深刻化を防げる
マイホームブルーが原因で夫婦関係が悪化してしまうという深刻なケースもありますが、事前に十分な対策を講じることでマイホームブルーの深刻化は未然に防げます。
時間をかけて家族で話し合いながらじっくり計画を立て、できる限り後悔の少ない家づくりを目指しましょう。
クレバリーホームでは、土地探しや資金計画からお手伝い致します。
マイホームについて気になることがあれば、ぜひ一度お近くのクレバリーホームまでご相談ください。