羽アリ、蟻道、水回り? シロアリ発見のポイント解説!

家の土台や柱を食い荒らし、最悪の場合、倒壊のきっかけを作るシロアリ。
そんなシロアリは絶対に発見したくないものですが、念のためにどういったところを点検すればよいのかを知っておくことも重要です。
今回はその具体的なチェックポイントについてお伝えします!

 

このコラムでわかること

  • シロアリに気付くパターン
  • シロアリの社会=「階級社会」
  • まとめ

シロアリに気付くパターン

まずは、実際にシロアリに気付くパターンを見てみましょう。

ケース1「羽アリを見た!」
シロアリは群で生活している生き物ですが、仲間が増えすぎると巣を分けます。
巣を分けるために飛ぶのが、背中に羽の生えた「羽アリ」。
この羽アリが飛んでいるのを見て、「もしかしてシロアリ?」と気づく方が多いのです。

日本で主に被害を出すヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの羽アリが飛ぶ時期にはそれぞれ目安があります。
例えば、最も多く分布する「ヤマトシロアリ」。
羽アリは春から初夏にかけて、日中に飛ぶことが多いため「毎年5月になると羽アリを見る」といった場合は要注意です。

主に関西以南で多い「イエシロアリ」は夏の夜に飛ぶことが多く、外来種の「アメリカカンザイシロアリ」は梅雨時期から初秋の日中に飛ぶことが多いです。
特定の季節、時間に飛ぶアリに気付いたら、早めに専門家へ調査を依頼しましょう。
(日本にすむシロアリの種類と特徴についてはこちら

ケース2「蟻道があった!」
シロアリは排泄物や土で、「蟻道」と呼ばれる道を作り、餌を取りに行きます。
基礎や土台周りに、土が固まったような筋が長く続いていたら要注意です。
種類によっては、何もない空中に蟻道を作るものも…怖いですね。
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ケース3「シロアリそのものを見た!」
家の周りに放置しているもの、特に腐った木材をめくったらそこにシロアリがいたというパターンです。
シロアリを発見した場合、自分で市販の殺虫スプレーなどを使用しても、目の前のアリが死ぬ効果しかありません。
究極的には巣の中にいる群れそのもの、とくに女王アリを駆除しないと対症療法にしかならないのです。

どういった箇所を点検すべきか

具体的に点検すべき個所を挙げてみます。
まずは【キッチンやトイレ、お風呂などの水回り】
家の中では最も被害にあいやすく、また発見されやすい場所です。
床を踏んでぶよぶよする感じがあったり、カビ臭があったりしないでしょうか。
木材に生えるカビは、汚れと見間違えられる場合もありますので、特に注意深く見てください。

【畳や家具、しばらく利用していない部屋】
シロアリが食べるものは木材だけにとどまらず、畳、家具、書籍、そして電源コードや衣類、革製品などにまで及びます。
あまり利用されていない部屋や屋根裏がある場合は、掃除を兼ねて一度点検してみましょう。

【家の土台、基礎】

外側から見て、蟻道がないかどうかチェックするとともに、床下に潜って点検しましょう。
同時に、湿気が溜まっていたり、カビが生えていないかもチェックします。

【庭や塀】
放置している木材、また木でなくても、地面と直接接しているものはありませんか。
地面に直接刺さっている木製の塀や、ウッドデッキなどがぐらついたりしないでしょうか。
ヤマトシロアリは地中に巣を作りますので、地面と直接接しているものにまずやってきます。
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まとめ

点検をして、万が一、怪しい発見があったら自分で対処しようとせず、専門家に相談しましょう。
市販の殺虫剤や防蟻剤にも効果はありますが、原因の大元である巣をなくさなければ残念ながら被害は続きます。
幸いシロアリの気配がなくても、結露やカビなどが発生しやすくなっている場合はリフォームなども早めに検討しましょう。
人間の健康に良い家が、結局はシロアリ対策にも有効なのです。

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