地震のとき家の中で一番安全な場所はどこ?すぐできる対策と家を強くする考え方を解説

地震のとき家の中で一番安全な場所はどこ?すぐできる対策と家を強くする考え方を解説

近年頻発する大地震のニュースを見て「もし今、大きな揺れが来たら家の中のどこにいれば安全なのだろう」と考える方は少なくありません。

一般的に、家の中で安全な場所としてよく挙げられるのが玄関やトイレ、浴室です。

しかし、逃げ込む場所を決めておくだけでは、本当の意味で家族の安全を守ることはできません。

なぜなら、家そのものが倒壊・損傷してしまえば、家の中に安全な場所はなくなってしまうからです。

だからこそ、これからマイホームを建てる際は、「どこに逃げるか」にくわえて、「どこにいても安全な家をつくる」という視点を持つことが大切です。

そこでこの記事では、地震のときに家の中で安全な場所の条件と意外な落とし穴、これから家を建てる方に知っていただきたい「地震に強い家づくり」の考え方までを解説します。

地震のとき家の中で安全な場所の3つの条件

家の中で机の下に避難する家族

地震のときに家の中で安全な場所には、共通する3つの条件があります。

まずはこの条件を知っておくことで、ご自宅のどこが一番安全なのか判断しやすくなります。

落下物・転倒物が少ない

1つ目の条件は、落下物や転倒物が少ないことです。

地震で建物自体が倒壊を免れても、家具の転倒や物の落下によってケガを負うケースは多いです。

背が高い本棚や食器棚、テレビ、照明器具などが集中している場所に揺れの最中にとどまるのは危険です。

家具が少なく、頭上に落ちてくるものがない場所を選びましょう。

窓ガラスが少ない

2つ目の条件は、窓ガラスが少ないことです。

大きな揺れが起きると、窓ガラスや食器棚のガラス扉が割れて飛散することがあり、避難する際にケガをする原因になります。

掃き出し窓のあるリビングなどは開放的で快適な反面、地震のときは注意が必要な場所といえます。

閉じ込められずすぐ避難できる

3つ目の条件は、閉じ込められる心配がなく、すぐに屋外へ避難できることです。

揺れによって建物が変形するとドアが開かなくなり、室内に閉じ込められてしまうことがあります。

また、地震のあとに火災が発生するケースもあるため、出口が近く確実に避難できる場所が理想的です。

今日からできる、家の中の地震対策チェックリスト

地震対策されたリビング

安全な場所の条件がわかったら、次はご自宅でできる対策をチェックしていきましょう。

すでにお住まいの家、これから建てるマイホーム、どちらにも共通する基本的な考え方です。

以下のチェックリストを参考に、できるところから対策を進めましょう。

 

対策 内容 ポイント
家具を固定する 本棚・食器棚・冷蔵庫などを壁に固定する L字金具やつっぱり棒を複数箇所に使用する
扉に留め金をつける 収納棚の扉が揺れで開かないようにする 中身の落下と飛び出しを防げる
飛散防止フィルムを貼る 窓ガラス・ガラス扉に貼る 割れても破片が飛び散りにくくなる
寝室に背が高い家具を置かない 就寝中の転倒被害を防ぐ 特に頭の位置に家具を置かない
高い場所に物を置かない 収納の上部は物を置かずに空けておく 落下時のケガを防ぐ
出入口に物を置かない 廊下や玄関に障害物を置かない 避難経路を常に確保しておく
寝室に備えを置く スリッパ・懐中電灯・防災バッグ 夜間の停電やガラス片に備える

 

対策を終えたら、「わが家で一番安全な場所はここ」とご家族全員で共有しておきましょう。

どれだけ安全な場所を整えても、いざというときに家族が把握していなければ意味がありません。

大きな揺れを感じたら、まずその場で身を守ることが最優先です。

丈夫なテーブルの下などに入り、揺れがおさまってから、あらかじめ家族で決めておいた安全な場所や避難経路へ移動しましょう。

「安全な場所」の意外な落とし穴

地震の時安全と言われているトイレ

さきほど紹介した安全な場所の条件を満たした部屋を把握しておくことは、地震の被害を減らすうえで必要です。

しかし、家の中に安全な場所があれば安心かというと、そうとは言い切れません。

安全とされる場所にも意外な注意点や落とし穴があるため、具体的にチェックしていきましょう。

トイレ・浴室は閉じ込められるリスクがある

トイレや浴室は、狭い空間が壁に囲まれているためつぶれにくい場所と言われることが多いです。

しかし、建物が変形するとドアが歪んで開かなくなり、閉じ込められてしまうリスクがある点には注意が必要です。

特にトイレは窓がないか、あっても小さいことが多く、ドアが開かなくなり閉じ込められると外部に助けを求めることが難しくなります。

浴室も、割れた鏡やガラス扉の破片でケガをするおそれがあります。

玄関もリスクがゼロではない

玄関はすぐに屋外へ出られる点で優れていますが、決して万全な場所ではありません。

シューズボックスが転倒したり、上部に置いていた物が落下したりする危険があります。

玄関ドアにガラスが入っている場合は、飛散によるケガのリスクも考えられます。

最大の落とし穴は「家そのものが損傷すること」

家の中に安全性が高い場所があっても、家そのものが倒壊・損傷してしまっては地震の際に身を守ることはできません。

家具の固定も飛散防止フィルムも、家が建っていることを前提とした対策です。

建物が大きく傾いたり倒壊したりすれば、どの部屋も安全な場所ではなくなります。

つまり、家の中の安全性は、住まいそのものの耐震性能によって左右されるのです。

住宅の耐震性能は「耐震等級」という指標で示され、等級1〜3の3段階で評価されます。

これから家を建てる方は、まず耐震等級について知っておきましょう。

どこにいても安全な家を建てるという考え方

地震の時も安全な家の外観

地震はいつ起こるか予測できず、大きな揺れが始まってから安全な場所まで移動できる時間がほとんどないケースも考えられます。

また、前述したように、安全な場所を確保していても、家自体が倒壊してしまっては意味がありません。

「安全な場所を決めておく」という備えだけでなく、どこにいても安全な家を建てるという考え方も必要です。

これから家を建てる際は、ハウスメーカーの地震対策についても注目して比較検討することが大切になります。

ここでは、私たちクレバリーホームが、地震に強くどこにいても安全な家を実現するために取り組んでいる3つの構造技術をご紹介します。

直下率100%の構造コンセプト「クレバース100」

クレバース100は、建物の上下階で柱の位置を揃える「直下率100%」を追求した、クレバリーホーム独自の構造コンセプトです。

一般的な住宅では、間取りの都合上、上の階の柱と下の階の柱がずれて配置されることがあります。

柱の位置がずれていると、地震の力が一部に集中し、建物がねじれたり変形したりするリスクが高くなります。

直下率100%の設計では上下階の柱が完全に一致するため、地震の力が上下階で分断されずに基礎へ伝わり、ねじれや偏りが起きにくく、倒壊リスクの低下につながるのです。

この取り組みは、2025年4月に開催された「第11回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」において優良賞を受賞しました。

※間取りやプランによって直下率100%にならない場合がございます。

▼クレバリーホームのジャパン・レジリエンス・アワード受賞について詳しく見る

6つの面で力を分散する「プレミアム・ハイブリッド構法」

クレバリーホームが標準採用する「プレミアム・ハイブリッド構法」は、SPG構造とモノコック構造を融合させた独自の構法です。

SPG構造では、土台から軒まで貫く通し柱を一般的な木造住宅の2〜3倍使用し、1階と2階を構造的に一体化させることで、揺れの力を建物全体へスムーズに分散できます。

※通し柱の本数は、プランにより2倍未満となる場合がございます。

さらにモノコック構造によって、床・壁・天井の6つの面で建物を支えるのも特徴です。

点や線ではなく面で地震の力を受け止めるため、1箇所に負担が集中しにくく、変形やねじれに強い構造となります。

▼クレバリーホームの地震に強い構造について詳しく見る

実物大振動実験と、実際の大地震で証明された強さ

クレバリーホームでは、耐震性能を実物大の振動実験によって検証しています。

実験では、阪神・淡路大震災の2倍の揺れを加えても、土台・柱・梁などの主要構造部材と外壁タイルに損傷が認められないことを確認しました。

さらに、東日本大震災では、被災地に建っていたクレバリーホームの住宅546棟すべてが倒壊を免れ、全壊・半壊に至った住宅は一棟もありませんでした。

新潟県中越地震(2004年/最大震度7)、新潟県中越沖地震(2007年/最大震度6強)においても、全壊・半壊ゼロという結果を記録しています。

「どこにいても安全な家」を目指すなら、ぜひ一度クレバリーホームにご相談ください。

▶クレバリーホームの実物大振動実験について詳しく見る

住まいの地震対策でよくある質問

注文住宅の地震対策

最後に、地震のときの家の中の安全性について、よくいただく質問にお答えします。

Q.地震のとき1階と2階はどちらが安全ですか?

A.どちらが絶対に安全とは言い切れません

1階は上階の重さを支えているため、万が一建物が傾いた際などに負担がかかりやすい側面があります。

一方で2階は揺れが大きくなりやすく、階段が使えなくなると避難が遅れる可能性があります。

大切なのは階数ではなく、どの階にいても倒壊しない家であることです。

Q.今住んでいる家の耐震性が心配ですが、対策はありますか?

A.築年数を確認し、耐震診断の結果をもとにリフォームや建て替えを検討しましょう

木造住宅の耐震基準は1981年と2000年に大きく改正されており、2000年5月以前に建築確認を受けた木造住宅は、現行の基準を満たしていない可能性があります。

まずは自治体や専門機関の耐震診断を受け、その結果をもとに耐震リフォームか建て替えかを検討するとよいでしょう。

まとめ

地震のときに家の中で安全な場所には、落下物が少ない、窓ガラスが少ない、すぐに避難できるという3つの条件があります。

ただし、安全とされる玄関やトイレ、浴室にも落とし穴があり、何より家そのものが倒壊してしまえば安全な場所はなくなってしまいます。

だからこそ、これからマイホームを建てる方には「どこに逃げるか」だけでなく、「どこにいても安全な家をつくる」という視点を持つことが大切です。

クレバリーホームは、直下率100%の構造コンセプト「クレバース100」と、実物大振動実験で実証されたプレミアム・ハイブリッド構法で、地震に負けない住まいをご提案しています。

地震に強く、家族の生活や命を守れる家を目指すなら、ぜひクレバリーホームにご相談ください。

▼クレバリーホームの地震に強い構造について詳しく見る

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