川邊 周吾
Shugo Kawabeカフェのコンセプトと住宅の融合

- 川邊 周吾
- Shugo Kawabe
- 1970年
- 兵庫県洲本市生まれ
- 1990~1995年
- 東京にて、現場施工図・構造設計等行う
阪神淡路大震災後に建築家を目指すきっかけとなる住宅設計を行うため淡路に戻る - 1996~2007年
- 地元の工務店で住宅設計を行う
設計の中でクレバリーホームと出会い兵庫・大阪での物件・展示場を手掛ける - 2007年
- 大手ハウスメーカーに入社
- 2015~2017年
- チーフアーキテクト認定
- 2020年
- 川辺建築アトリエ設立
建築家として
プランニングへの想い
住まいの外観デザインやプランだけを追求しても、住まう方のご要望を最高のカタチで実現することはできないと考えています。「敷地の周囲はどのようになっているのか?」「周囲の建物はどの方向に建っているのか?」「どの方向に抜けがあるか?」「何が見えるか?」「部屋の中からどう見えるのか?」「陽の光はどうなのか?」等々、私が一邸一邸のプランニングと向き合う時、必ず住まいの敷地環境を体感し、理解することを欠かしません。
印象に残る家
都市部にある小さな敷地。そこにご夫婦2人の住宅を計画しました。将来的に家族が増えた時のために個室も確保。さらに駐車場を1台分確保し、残りのスペースに建物を配置しました。その結果、1階に確保できたスペースが6m×6m。最初の打合せで確認したのが、「玄関が無くても大丈夫ですか?」という内容でした。ご夫婦にとってはあまり問題ではなかったようで、OKをいただくことができました。敷地に少し残ったスペースを利用して植栽とデッキスペースを配置。大きな開口部を設けて、外部も一体に使えるような庭にしました。
ご提案プランから多少の変更はありましたが、ほぼそのままのプランで新築されることとなりました。条件が厳しかったこともあり、今でも印象に残っています。
Cleverly D'eesのプランへのこだわり
Cleverly D'eesのプランニングを行うにあたり、次のようなテーマを意識しながら、デザイナーズハウスと呼ぶに相応しい個性と快適性を追求しました。
「建物と外構(特に植栽)をうまく融合できないか? 取り込むことができないか?」 「建物に軒下空間を設けてあえて影をつくること。そこから開口部、室内へと風が入り込むことで快適な空間ができないか?」
「標準仕様で何か楽しいことができないか?」
という“デザイナーズハウスといえる、何か”を表現できるようプランニングしました。


