窓がおしゃれなキッチンの施工実例|メリット・デメリット、失敗例と対策も解説

窓がおしゃれなキッチンの施工実例|メリット・デメリット、失敗例と対策も解説

キッチンに窓をつくると、自然光や外の景色を取り込み、毎日料理をする場所をおしゃれで心地よい空間にできます。

一方で、方角や位置を誤ると「夏に暑い」「収納が足りない」といった失敗につながりやすいのが、キッチンの窓の注意点です。

この記事では、窓がおしゃれなキッチンの施工実例4選を紹介したうえで、メリット・デメリット、よくある失敗例と対策、選び方まで解説します。

キッチンのデザインにこだわった家づくりを考えている方は、間取り検討の参考にしてください。

窓がおしゃれなキッチンの施工実例

キッチンの窓は、種類と位置の組み合わせ次第で空間の印象が大きく変わります。

クレバリーホームの施工実例から、窓の種類が異なる4つのキッチンを紹介します。

キッチン正面の掃き出し窓でテラスとつながる平屋

正面に掃き出し窓があるキッチン

正面に大きな掃き出し窓を設け、明るく開放感のある空間に仕上げた平屋のキッチン実例です。

テラスに隣接する配置なので、BBQの下ごしらえや片付けなどの動線もスムーズです。

庭を見渡す気持ち良さがあり、料理をしながら外で遊ぶお子さまやご家族を見守ることもできます。

▼実例を見る⇒case173

 

横スリット窓で採光とデザイン性を両立したアイランドキッチン

キッチンの横スリット窓

アイランドキッチンの背面に設けたカップボードに、横スリット窓を組み合わせた実例です。

キッチンに自然光を取り込みつつ、横ラインを活かしたスタイリッシュな印象も生み出しています。

▼実例を見る⇒case171

 

高窓から朝日が入るダイニング・キッチン

横スリット窓のあるキッチン

カップボードの吊戸棚の上に、高窓(ハイサイドライト)を設けて朝日を取り込んだキッチンの間取りです。

手が届きやすい位置に吊戸棚を配置し、上のデッドスペースをうまく活かした窓のレイアウトです。

▼実例を見る⇒case167

 

縦スリット窓2本で明るさとデザインを両立したキッチン

縦スリット窓があるキッチン

キッチンの側面に2本の縦スリット窓を並べた、スタイリッシュな印象の実例です。

設計担当者の提案で採用したスリット窓が、壁面を広く残しながら自然光を取り込んでいます。

 

▼実例を見る⇒case160

 

キッチンに窓をつくるメリット

窓がある明るいキッチン

キッチンの窓がもたらすメリットは、主に明るさ・換気・開放感の3つです。

自然光で手元が明るくなり、昼間の家事がはかどる

日中は照明をつけなくても手元が明るくなるのが、キッチンに窓をつくる大きな利点です。

自然光を取り込むことで、食材の色や鍋の中の様子も確かめやすくなります。

東向きなら朝の光、南向きなら日中の安定した光を取り込めます。

窓をあけて換気できる

調理中にこもりやすい熱や、揚げ物・焼き魚のニオイを、キッチンの窓をあけて換気しやすくなるのもメリットの1つです。

換気扇だけでも空気を入れ替えることは可能ですが、窓をあけることで給気がスムーズになり、効率を高めることができます。

外の景色が目に入り、キッチンに開放感が生まれる

窓から庭や空が見えるキッチンは、壁に向かって作業する時間でも視線が外へ抜け、広がりを感じられます。

特に、壁付けキッチンやカップボード側は目の前が壁になりやすく、窓を設けることで圧迫感を軽減するメリットは大きいです。

シンボルツリーや花壇などが見える位置に窓を設けて、季節の変化を楽しみながら家事ができるキッチンにするのも1つのアイデアです。

キッチンに窓をつくるデメリットと失敗例、対策

窓のある対面キッチン

キッチンの窓には暑さ・収納・視線・掃除の4つのデメリットがあり、計画段階の見落としが失敗例に直結します。

あらかじめ対策を決めておくことで、窓の良さを活かしつつ失敗や後悔を防ぎやすくなります。

方角によっては夏に暑くなる

西向きや南向きのキッチンの窓は、夏の日差しで室温が上がりやすいのがデメリットです。

よくある失敗例は、夕方に西日が差し込み、調理中のキッチンが暑くなるケースです。

コンロの熱と日射熱が重なり、冷房が効きにくく暑さを感じやすくなります。

 

  • 高い日差しが入る南向き:庇や軒で夏の日射を遮る
  • 低い角度から差す西向き:ブラインドや外付けのすだれで西日を防ぐ
  • 共通:遮熱タイプのLow-E複層ガラスを選ぶ

 

窓の方角に合わせて、上記のような対策を組み合わせてみましょう。

 

カップボードや家電の置き場が減りやすい

キッチンに窓をつくると、壁面が減る分だけカップボードや家電の置き場が不足しやすくなります。

窓の位置を優先した結果、背面収納や冷蔵庫の置き場が足りなくなるのは、よくある失敗例です。

対策としては、窓より先に収納と家電の配置を決めて、空きスペースを有効活用することが大切です。

実例でご紹介したように、カップボードの上に高窓を設ければ、下の壁面をすべて収納に使えます。

冷蔵庫や収納などの配置を決めた後で、重ならない場所に窓を配置してみましょう。

外からの視線が気になりやすい

道路や隣家に面したキッチンの窓は、調理中の手元や室内が外から見えやすくなります。

透明ガラスを採用した結果、視線が気になり日中もブラインドを閉めたままになる失敗も少なくありません。

光を取り込みながら視線を遮る方法は、主に次の3つです。

 

  • 型板ガラス:光は通し、外からの視線をぼかす
  • 窓の高さ:目線より上に設け、室内を見えにくくする
  • 外構:植栽やフェンスで道路からの視線を切る

 

窓の場所を決めるときは、外との位置関係をチェックしたうえで、上記のような対策を取り入れてみましょう。

窓回りの掃除の手間が増える

窓の設置場所によっては油はねや湯気で汚れやすく、キッチンの掃除の手間が増える点も注意すべきデメリットです。

失敗例として多いのが、コンロの近くに窓を設け、サッシにこびりついた油汚れが落ちにくくなるケースです。

掃除の負担は、次の工夫で軽減しやすくなります。

 

  • 配置:コンロから離し、シンク側に設ける
  • 開閉方法:換気に使わない位置なら、レールに汚れがたまらないFIX窓にする
  • 高さ:高い位置に設けるなら、拭き掃除の方法も設計段階で確認する

 

窓のデザイン性や役割だけでなく、実際に暮らすシーンでのお手入れまで想定するのが失敗や後悔を防ぐポイントです。

おしゃれで使いやすいキッチンの窓の選び方

横スリット窓のあるキッチン

キッチンの窓は「位置→種類→サイズ・高さ」の順に決めると、おしゃれさと使いやすさを両立しやすくなります。

キッチンのレイアウトで窓の位置を決める

まずはキッチンのレイアウトを決めてから、適切な窓の位置を考えましょう。

例えば壁付けキッチンの場合は、シンクや作業台の正面に窓を設けると、目の前の圧迫感がやわらぎ、手元も明るくなります。

対面キッチンの場合は、背面カップボードの上に横長の窓を設ける方法がよく採用されます。

収納量を保ちながら、背中側から光を取り込めるのが利点です。

ペニンシュラ型なら壁に接する側面、アイランド型ならテラス側の掃き出し窓も候補になります。

こちらのコラムでキッチンのレイアウトの種類や選び方について解説しています。

 

窓の種類ごとの印象と向いている場所

デザイン性や印象を左右する窓の種類も、おしゃれなキッチンづくりでこだわりたいポイントです。

キッチン回りで採用されることが多い窓は、次のように複数の種類があります。

 

窓の種類 空間の印象 向いている場所
横スリット窓 水平ラインで空間が広く、スッキリ見える カップボードの上、シンク正面
縦スリット窓 縦のラインがリズムを生むアクセントになる キッチン横の壁、幅の狭い壁面
FIX窓 景色を額縁のように切り取る 庭や植栽が見える壁
掃き出し窓 外とひと続きになる開放感 テラスや庭に面した、対面キッチン正面の壁

 

設置する場所や理想のキッチンのイメージによって、どの窓の種類が向いているかは変わってきます。

こちらのコラムで窓の種類や選び方を解説していますので、あわせてご覧ください。

 

サイズと高さはキッチン本体やカップボードとの取り合いで決める

キッチンの窓のサイズと高さは、家具や設備の寸法から逆算すると失敗を防ぎやすくなります。

 

  • カップボードの上:天板や吊戸棚の高さを先に決め、窓の下端をそろえる
  • シンク正面:水はねがかからない高さに、窓の下端を設定する
  • レンジフード回り:吊戸棚やレンジフードと窓の上端をそろえ、ラインを整える

 

明るさを求めるなら横長の大きめの窓、デザイン性を高めたいなら細いスリットを複数並べる方法もあります。

図面だけではサイズをイメージしにくい場合は、モデルハウスで実物の窓とカップボードの取り合いを確かめるのがおすすめです。

キッチンの窓に関してよくある質問

正面に窓があるキッチン

キッチンの窓について考えるとき、よく寄せられる質問に回答します。

Q.換気扇や24時間換気があっても、キッチンに窓は必要ですか?

A.必須ではありませんが、明るさと開放感を求めるならキッチンに窓をつくる価値はあります

キッチンの空気の入れ替えだけなら、レンジフードと計画換気で対応できます。

一方で、日中の自然光や外の景色は、窓がなければ得られません。

換気だけでなく、採光や眺望といった役割も踏まえて窓の有無を判断しましょう。

Q.北側のキッチンでも、窓から採光できますか?

A.北向きの窓でも手元を明るくする効果が期待できます

北向きの窓に直射日光はほとんど入りませんが、配置やサイズ次第でキッチンの採光を確保しやすくなります。

窓を横長にする、高い位置に設けるなど、光を奥まで届ける工夫を組み合わせましょう。

西日による暑さやまぶしさが起きにくい点も、キッチンの北側に窓をつくるメリットです。

Q.希望した位置にキッチンの窓をつけられないことはありますか?

A.建物の構造や状況によっては、希望どおりの位置に窓をつけられないことがあります

例えば、建物を支える耐力壁には大きな開口を設けられず、防火地域・準防火地域では延焼のおそれのある部分に防火仕様の窓が必要です。

希望は間取りを考える早い段階で設計担当者に伝え、代わりの窓の位置もあわせて相談しておきましょう。

まとめ

キッチンに窓を設けることで、自然光や景色を取り込み、おしゃれで心地よい空間をつくりやすくなります。

一方で、暑さ・収納・視線・掃除などのデメリットもあり、方角や位置の決め方で対策することが重要です。

失敗や後悔を防ぐポイントは次の3つです。

 

  • 窓の位置はキッチンのレイアウトに合わせて決める
  • 収納と家電の配置を先に決め、窓の高さを合わせる
  • 方角や周辺環境に応じて、ガラスの種類や日よけを選ぶ

 

クレバリーホームでは、全国のモデルハウスでキッチンや窓の配置を含めた住まいづくりのご相談を受け付けています。

施工実例のような窓のあるキッチンを体感しに、お近くのモデルハウスへお気軽にお越しください。

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