寝室書斎の間取り実例|メリット・デメリットとタイプ別の選び方を解説

仕事や趣味に集中できる書斎が欲しいものの、スペースの確保が難しい場合は寝室に設ける間取りを検討してみるのがおすすめです。
寝室の一角や奥のスペースを書斎として使うことで、省スペースで在宅ワークや趣味の時間に集中できる場所を確保しやすくなります。
一方で、家族の就寝中に使いづらいなど、寝室書斎ならではの注意点も少なくありません。
そこでこの記事では、寝室書斎のメリット・デメリットと、タイプ別の選び方を間取り実例とともに解説します。
寝室書斎のメリット

寝室書斎には、省スペースで集中できる環境をつくれるなど、さまざまなメリットがあります。
省スペースで設置できる
オープン型の寝室書斎なら、独立した間取りより省スペースで設置できるのがメリットです。
例えば、寝室の一角にデスクを置くだけなら、0.5〜1帖ほどのスペースで書斎として活用可能です。
独立した書斎を設けるより、延床面積と建築費の負担を抑えやすくなります。
集中できる環境をつくりやすい
寝室書斎は、リビングや子ども部屋から離れたプライベートな場所にあるため、作業に集中しやすい環境です。
例えば、リビングは1階、2階に寝室を配置する間取りなら、テレビの音や家族の話し声も届きにくくなります。
寝室はプライベート空間なので、ご家族の友人など来客があるときも使いやすいのもメリットです。
思い立ったときにすぐ作業できる
寝室と書斎をまとめることで、朝起きてすぐや寝る前の短い時間など、思い立ったときに作業を始められるのもメリットです。
書斎があればノートやパソコンなどをすぐ使える位置に置いておけるので、アイデアを思いついたときに、サッとメモを取ったりパソコンでまとめたりできます。
エアコンを寝室と兼用しやすい
オープン型の間取りなら、寝室のエアコン1台で書斎スペースまで冷暖房できます。
書斎専用のエアコンの設置費用と電気代を抑えられる点がメリットです。
また、個室型の書斎でも、寝室との扉をあけてエアコンを兼用できるケースもあります。
寝室書斎のデメリット

寝室書斎のデメリットは、体を休める寝室に仕事や趣味の空間が入り込むことで生まれます。
家族の就寝中は使いづらい
寝室内のオープン型書斎の場合、家族が寝ている時間帯は照明の光やキーボードの音が睡眠の妨げになるため使いづらいのがデメリットです。
夜や早朝に作業することが多いなら、扉で仕切れる個室型の間取りが向いています。
オン/オフの切り替えが難しい
すぐ作業ができる反面、オン/オフの切り替えがしにくくなるのも寝室書斎ならではのデメリットです。
ベッドとデスクが近いと、横になってもパソコンや書類が目に入り、仕事を思い出しがちです。
WEB会議時は注意が必要
寝室書斎でWEB会議などのビデオ通話をすると、カメラにベッドやクローゼットなど生活感のある場所が映りこむ場合があります。
特に、寝室にデスクを置くだけのオープン型だと、カメラの向きによって生活感のある場所が映りこみやすくなるため注意が必要です。
寝室書斎のタイプ別の選び方と間取り実例

寝室書斎は、寝室との仕切り方によって「オープン型」と「個室型」の2タイプに分かれます。
書斎を使う時間帯と作業内容から選ぶと、暮らし始めてから後悔するのを防ぎやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 広さの目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| オープン型 | 寝室の一角にデスクを置く(棚や腰壁で緩やかに区切る方法もある) | 寝室の広さ+0.5〜1帖 | 日中に使うことが多い、読書や軽い作業が中心 |
| 個室型 | 寝室の奥や隣に、壁と扉で区切った部屋を設ける | 1.5〜2帖(本棚も置くなら3帖以上) | 夜間も使う、WEB会議が多い、家族と生活時間がずれる |
オープン型は、寝室にデスクを置くだけでつくれるため、建築費と面積を抑えたい方に向いている間取りです。
一方、個室型は、扉を閉めれば作業中の光や音が寝室側に漏れにくく、集中しやすい環境をつくれるのがメリットです。
それぞれのパターンの寝室書斎を採用した、注文住宅の間取り実例をチェックしてみましょう。
オープン型|夫婦それぞれの部屋にデスクを置いた実例

2階をプライベートエリアとし、ご夫妻それぞれの寝室にデスクを置いたオープン型の書斎です。
ご夫婦それぞれの寝室書斎を設けることで、生活時間が違っても互いの睡眠や作業を妨げにくいです。

ご主人の部屋は、リモートワークでも気兼ねなく仕事に集中できるダークブラウンの内装。

奥様の部屋はグレーを基調にした空間で、ネイルなどの自分時間に使われています。
個室型|主寝室と隣接する3帖の書斎

主寝室からのみ行き来できる、プライベートな3帖の書斎を設けた間取り実例です。

扉を閉めることで音や光を遮りやすく、ご家族の就寝中も使いやすい間取りです。

デスクの正面が壁になるレイアウトですが、窓を配置することで圧迫感を軽減し気持ちよく集中できる空間になっています。
個室型|隠れ家のような書斎

主寝室からしか入れない書斎を、ご主人の隠れ家のような空間に仕上げた実例です。

インナーバルコニーに面した窓から視線が抜けて、集中できる環境と開放感を両立できるのが特徴です。
個室型|2帖のコンパクトな書斎

※本物件は構造計算を行った物件となります
主寝室の奥に、2帖のコンパクトな個室型書斎を設けた間取り実例です。

造り付けのデスクとチェアを設けたちょうど良い広さで、扉で仕切って集中できる環境になっています。
寝室書斎の間取りづくりのポイント

寝室書斎の使いやすさは、デスクの位置と設備を間取りの段階で決めておけるかで大きく変わります。
書斎と寝室を使う時間帯を整理する
まずは、ご家族の就寝・起床のタイミングと書斎を使う時間帯を考えましょう。
例えば、寝室で家族が寝ている時間帯に書斎を使う可能性があるなら、個室型にして音や光を遮る必要があります。
お子さまが小さいうちは寝室で一緒に寝る家庭も多いため、寝かしつけ後に書斎を問題なく使えるかも確認しておきましょう。
デスクの向きと視界を考える
寝室書斎でWEB会議をする機会が多いなら、壁や収納扉を背にする向きでデスクを配置し、ベッドがカメラに映らないようにします。
個室型の場合でも、出入りで間仕切りをあけた際に寝室が映りこまないか確認が必要です。
また、窓に向けたデスクは開放感がある反面、逆光で顔が暗く映りやすく、外の動きが目に入って集中しにくくなりがちです。
正面がすぐ壁になる場合は、デスク上に横長の窓を設けると圧迫感を和らげられます。
照明とコンセントの位置を決めておく
天井照明とは別にデスクの手元だけを照らすスタンドやダウンライトを用意すると、就寝中の家族に光が届きにくくなります。
コンセントをデスクの天板より少し上の高さに設けると、パソコンやモニターの配線が足元に垂れず、掃除もしやすくなります。
Wi-Fiが届きにくい位置なら、LAN配線の検討も間取りの段階で済ませておくのがおすすめです。
空調は仕切り方に合わせて計画する
寝室と書斎でエアコンやストーブなどの空調を兼用するかどうかは、仕切り方や配置に合わせて考えましょう。
オープン型は寝室のエアコンを兼用できるものの、扉を閉めると冷暖房が届きにくくなります。
対策として、オープン型なら欄間や通風用の小窓で空気を回し、個室型なら小型エアコンの設置を検討しましょう。
寝室書斎に関してよくある質問

最後に、寝室書斎の間取りを考えるときによくある質問をまとめます。
Q.寝室に書斎をつくるのは風水的にどう?
A.活動とリラックスを切り替えられれば気にしすぎる必要はありません
風水では寝室を休むための場所と考えるため、デスクを置く場合は寝る位置から仕事道具が見えないよう区切る工夫がすすめられています。
パソコンや書類が視界に入ると、体を休める空間に仕事の緊張感を持ち込むという考え方です。
気になる場合は個室型の間取りにするか、オープン型なら壁の配置で視線を区切りましょう。
Q.6帖の寝室でも書斎はつくれる?
A.ベッドが1台ならデスクを置く書斎コーナーはつくれます
6帖(約2.7m×3.6m)にダブルベッド(幅約140cm・長さ約195cm)を置くと足元側に約1.6mの余白が残り、奥行き45〜60cmのデスクと椅子を引くスペースを確保できる計算です。
シングルベッド2台を並べたい、扉で区切った書斎もほしいといったケースでは、主寝室を8帖以上にするか、隣に1.5〜2帖の個室を加える方法があります。
まとめ
寝室書斎を後悔のない間取りにするには、使う時間帯と作業内容から、オープン型と個室型のどちらが合うかを見極めることが大切です。
デスクの向きや照明、コンセント、空調まで間取りの段階で決めておくと、使いやすい書斎になります。
クレバリーホームでは、ご家族の生活時間や働き方を伺いながら、寝室書斎を含めた間取りをご提案しています。
モデルハウスで寝室やデスクまわりの広さを体感すると、必要な帖数をイメージしやすくなるのでおすすめです。
ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。





