1階完結型の間取り実例|暮らしやすい間取りづくりのポイントも解説

1階完結型の間取り実例|暮らしやすい間取りづくりのポイントも解説

平屋を建てたいけど、土地の広さや予算の関係で難しいときは、1階完結型の2階建ての間取りを検討してみるのがおすすめです。

LDKや水回り、寝室を1階にまとめれば、平屋のようなワンフロアの生活を送ることができます。

この記事では、30坪台から40坪台の1階完結型の間取り実例を見ながら、暮らしやすい住まいを建てるためのポイントを解説します。

老後まで長く暮らせるマイホームづくりにぜひお役立てください。

1階完結型の間取り実例

さっそく、クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、1階完結型の間取り実例をご紹介します。

実例① 延床面積36.88坪

延床面積36.88坪の1階完結型の家の外観

1F

延床面積36.88坪の1階完結型の家の間取り図1F

2F

延床面積36.88坪の1階完結型の家の間取り図2F

 

LDKと水回り、主寝室を1階にバランス良く配置し、2階は洋室と小屋裏収納庫のみにした間取り実例です。

 

1階完結型の家のキッチン

1階のLDKはパントリーやファミリークローゼット、ランドリールームを回遊できる効率の良い間取りになっています。

 

タタミコーナーでくつろぐ家族

ご夫婦は1階の主寝室、お子さまは2階の子供部屋で眠る間取りですが、LDKのタタミコーナーでご家族が自然と集まるような工夫も採用しています。

 

▼実例を見る⇒case172

 

実例② 延床面積34.93坪

延床面積34.93坪の1階完結型の家の外観

1F

延床面積34.93坪の1階完結型の間取り図1F

2F

延床面積34.93坪の1階完結型の間取り図2F

 

※本物件は構造計算を行った物件となります。

玄関の近くに主寝室、廊下の先にLDKを配置してゾーニングした1階完結型の間取り実例です。

 

1階完結型の家の吹き抜けのリビング階段

開放感のある吹き抜けリビングに階段を配置することで、自然とご家族のコミュニケーションが生まれる間取りになっています。

 

2階階段ホールのワークスペース

2階のホールにはスタディコーナーを設置し、スペースを有効活用しています。

 

 

 

▼実例を見る⇒case170

 

実例③ 延床面積39.57坪

延床面積39.57坪の1階完結型の家の外観

1F

延床面積39.57坪の1階完結型の間取り図1F

2F

延床面積39.57坪の1階完結型の間取り図2F

2階に3つの洋室と納戸を設け、ご夫婦の生活は1階で完結できるようにした間取りです。

 

1階完結型の家のLDK

リビング階段や小上がりのタタミコーナーなど、ご家族が自然と1階に集まるように工夫されています。

 

1階のファミリークローゼット

1階の主寝室の隣に設けたファミリークローゼットは、家族の衣類を効率良く管理できる間取りです。

 

 

 

▼実例を見る⇒case163

 

実例④ 延床面積49.02坪

延床面積49.02坪の1階完結型の家の外観

1F

延床面積49.02坪の1階完結型の家の間取り図1F

2F

延床面積49.02坪の1階完結型の家の間取り図2F

ご夫婦は1階で平屋のような暮らし、生活サイクルが異なる娘様は2階で生活できるようにした間取り実例です。

 

リビングから見える1階テラス 1階テラス

LDKから直接出られるテラスは目隠し壁を設け、1階とつながる気持ち良い空間になっています。

 

2階のシャワールーム

1階の水回りとは別に、2階に娘様専用の洗面室とシャワールームを設け、生活サイクルの違いを気にせず暮らせるような工夫も。

▼実例を見る⇒case154

 

1階完結型の間取りのメリット

1階完結型の家の間取り

1階完結型の間取りは、2階建ての土地効率と平屋の暮らしやすさを両立できる点がメリットです。

階段の上り下りを減らせる

1階完結型の間取りは、毎日の家事や生活で階段を使う回数を減らせるのがメリットです。

寝室や物干し場が2階にある家では、次のような上下移動が毎日発生します。

 

  • 起床時と就寝時の寝室への移動
  • 洗濯物を干す、取り込む、しまうための往復
  • 寝室と水回りの行き来

 

1階に生活の機能をまとめれば、重い洗濯カゴを抱えて階段を上る必要もありません。

家事の時短につながるため、共働きや子育て中のご家庭にも暮らしやすい間取りになります。

平屋よりコンパクトな土地でワンフロアの生活ができる

1階完結型の間取りは、平屋より少ない土地面積でワンフロアの暮らしを実現できます。

平屋は全室を1階に並べるため、家が広くなるほど必要な土地も広くなり、初期費用が大きなハードルになります。

仮に、建ぺい率60%の土地に延床面積35坪の家を建てる場合、建物に必要な土地の広さは次のように変わります。

 

  • 平屋(1階35坪):約58坪以上
  • 1階完結型(1階25坪+2階10坪):約42坪以上

 

子供部屋や収納を2階に回せる分、土地価格が高いエリアでも検討しやすいのが1階完結型の強みです。

平屋に必要な土地の広さについては、こちらのコラムもご覧ください。

 

 

 

老後も2階を使わずに暮らせる

階段を使わずに生活できる1階完結型の間取りなら、老後も住まいを変えずに暮らしやすいのがメリットです。

LDKと寝室、水回りが同じフロアにあるため、大がかりなリフォームや住み替えをせずに暮らし続けることができます。

お子さまの独立後は、2階の部屋を来客用や収納として使い分けられます。

1階完結型の間取りのデメリット

1階完結型の家のキッチン

1階完結型の間取りは、ワンフロアに機能を集める分、設計や費用の面で注意したい点もあります。

1階の動線が長くなりやすい

1階に部屋が集まる分、移動距離が長くなりやすい点は1階完結型の間取りの注意点です。

LDKと寝室、水回りをつなぐ廊下が長い間取りだと、家事のたびに家の端から端まで歩くことになりかねません。

動線を短くする工夫は後述します。

上下階のバランスを取るのが難しい

1階完結型の間取りは1階が広くなりがちで、上下階のバランスを取る難易度が上がります。

LDKや水回り、主寝室など、2階に配置できない部屋が1階に集中するためです。

一方、2階に置ける部屋は子供部屋や収納などに限られるため、上下階の広さに差が出やすくなります。

限られた敷地に1階の部屋を収めつつ、2階の使い道も考える必要があり、総2階より設計の工夫が求められます。

総2階より初期費用が多めにかかる傾向がある

同じ延床面積で比べると、1階完結型は総2階より建築費が高くなる傾向があります。

1階が広くなる分、基礎と屋根の面積、必要な敷地面積が増えるためです。

平屋より土地は抑えられる一方、総2階よりは費用がかかる「中間」の選択肢と考えると、予算の見通しを立てやすくなります。

プライバシーを確保しにくい

1階完結型の間取りでは、寝室とLDKが同じフロアに並ぶため、生活音や来客の視線が気になる場合があります。

就寝時間がずれるご家庭や、来客の多いご家庭では、寝室とLDKの間に収納や水回りを挟むなどの工夫が必要です。

また実例②のように、玄関近くに寝室、廊下の先にLDKを配置するといったゾーニングを意識するのも効果的です。

家族が顔を合わせる機会が減ることもある

上下階の間取りや階段の位置によっては、家族が顔を合わせる機会が減る場合があるのも注意点です。

例えば、玄関ホールに階段があると、2階の子供部屋へLDKを通らずに出入りできます。

ご夫婦は1階、お子さまは2階というように生活の場が分かれてしまうと、コミュニケーションが減りやすくなります。

実例で紹介したように、リビング階段を採用したり、タタミコーナーをつくったりするなど、家族が自然と顔を合わせる工夫を取り入れましょう。

1階完結型の間取りづくりのポイント

1階完結型の家の打ち合わせ

1階完結型の間取りを暮らしやすくする鍵は、ムダをなくし、限られた1階の広さを効率良く使うことです。

間取りのムダをなくす

1階完結型の間取りは、ムダな空間を省くほど1階がコンパクトになり、移動距離・土地の広さ・建築費などのデメリットを抑えやすくなります。

ムダを減らす方法の例は、次のとおりです。

 

  • LDKを中心に各部屋へつながる配置にして、廊下を最小限にする
  • パントリーやファミリークローゼット、ランドリールームを回遊できる動線にする
  • タタミコーナーを客間や家事スペース、お子さまの昼寝場所として兼用する

 

間取りプランができたら、ムダなスペースがないか、複数の用途で兼用できる場所がないかチェックしてみましょう。

こちらのコラムで、廊下のない家の間取りについて詳しく解説しています。

 

1階に十分な収納量を確保する

1階完結型の間取りでは、普段使う物の収納を1階にまとめることが暮らしやすさを左右します。

使用頻度が高い物が2階にしまってあると、出し入れのたびに階段を上り下りすることになってしまいます。

 

・1階:普段着、タオル、日用品のストック、掃除道具、食品
・2階:季節家電や季節の飾り物、思い出の品

 

上記のように、1階と2階の収納は、使う頻度で分けるのがおすすめです。

実例③のように主寝室の隣にファミリークローゼットを設ければ、家族の衣類の管理も1階で完結します。

動線をシミュレーションする

1階完結型の間取りが暮らしやすいかどうかは、図面上で毎日の動きをたどると確認できます。

特に確認しておきたい動線は、次の3つです。

 

  • 家事動線:洗う→干す→たたむ→しまう、の移動距離
  • 身支度動線:寝室→洗面→ダイニング→玄関の流れ
  • 夜間の動線:寝室からトイレまでの距離

 

ご家族全員の1日の動きを書き出してから、間取りを検討するのがおすすめです。

家事動線について解説したこちらのコラムもあわせてご覧ください。

 

1階完結型の間取りに関してよくある質問

1階完結型の家のLDK

最後に、1階完結型の間取りを検討するときに、よくある質問にまとめてお答えします。

Q.2階を使わなくなったら、平屋にリフォームできますか?

A.可能ですが費用の負担が大きいため注意が必要です

建物の構造や状態によっては減築できますが、費用と手続きの負担が大きいため、2階を残して活用する方法から検討するのがおすすめです。

2階を撤去して平屋にする減築では、屋根の架け替えや外壁の補修が必要になり、多額の費用がかかることもあります。

工事内容によっては建築確認申請が求められ、構造計算で耐震性を確かめ直す必要もあります。

将来2階を使わなくなった際は、収納や来客用として残す選択肢も検討しましょう。

Q.1階完結型の間取りの耐震性はどうですか?

A.1階完結型という理由だけで耐震性が劣るわけではありません

平屋や総2階の家と比べて、1階完結型だから耐震性が劣るということはなく、構造や間取りによって変わります。

2階が小さい1階完結型は、建物の上部が軽くなる分、地震時に建物にかかる力を抑えやすい面があります。

一方、上下階で柱や壁の位置がそろいにくく、間取りによっては力の流れが複雑になる点に注意が必要です。

耐震性を確かめる際は、ハウスメーカーが採用している構造や、耐震等級なども含めて判断しましょう。

耐震等級についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

 

まとめ

1階完結型の間取りは、平屋ほど広い土地がなくても、ワンフロアの暮らしと老後への備えを両立できる選択肢です。

一方で、1階が広くなる分、動線や費用、上下階のバランスに配慮した設計が欠かせません。

30坪台から40坪台の実例を参考に、ご家族の暮らしに合う広さと部屋の配置を検討してみてください。

クレバリーホームでは、全国のモデルハウスやWEBで、1階完結型の間取りに関するご相談を承っています。

ぜひお気軽にお声がけください。

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