吹き抜け×階段のおしゃれな間取り実例|メリット・デメリットと後悔を防ぐコツ

吹き抜け×階段のおしゃれな間取り実例|メリット・デメリットと後悔を防ぐコツ

吹き抜けと階段の組み合わせは、おしゃれなモデルハウスや施工実例で見かけることが多い間取りです。

階段によって吹き抜けの高さが強調されるため開放感が高まり、上階からの自然光で明るい空間をつくりやすいのがメリットです。

ただし、冷暖房効率の低下や音が広がるなどのデメリットもあり、デザイン面だけで採用すると後悔するリスクもあります。

そこでこの記事では、吹き抜け×階段のおしゃれな間取り実例を見ながら、メリット・デメリット両面と後悔を防ぐコツを解説します。

吹き抜け階段とは

吹き抜け階段の間取り

吹き抜け階段とは、1階の天井(2階の床)を設けず上下階をつなげた吹き抜けと階段を一体化した、デザイン性と開放感の高い間取りのことです。

最近の注文住宅では吹き抜けのリビングに階段を設ける間取りが多いですが、玄関と組み合わせるケースもあります。

同じような間取りに使われる言葉として、「リビング階段」や「オープン階段(スケルトン階段)」もありますが、意味が微妙に違います。

 

  • 吹き抜け階段=空間の分け方(上部が抜けているか)
  • リビング階段=階段の位置(リビング内にあるか。吹き抜けがあるとは限らない)
  • オープン階段(スケルトン階段)=階段の形(蹴込み板や手すりの壁があるかどうか)

 

リビング階段やオープン階段は、位置や形状を指す言葉で、吹き抜けと組み合わせることが多いため混同しやすいです。

3つを組み合わせて、吹き抜けのリビングにオープン階段を設置するケースもあります。

言葉だけだとイメージしにくいため、次の章で実際の間取り実例をチェックしていきましょう。

吹き抜け×階段のおしゃれな間取り実例

クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、吹き抜け階段の間取りを採用したおしゃれな実例を紹介します。

実例①

吹き抜け階段のLDKで暮らす家族

リビングの吹き抜けと、スケルトン階段を組み合わせたおしゃれな間取り実例です。

蹴込み板や手すりの壁がないスケルトン階段は圧迫感が少なく、空間のおしゃれなアクセントとしても機能しています。

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吹き抜け階段の間取り図

2F

吹き抜け階段の間取り図2F

▼実例を見る⇒case171

 

実例②

吹き抜けのリビング階段

階段部分の吹き抜けで、上階からの自然光を取り込み、LDKの採光を確保した間取り実例です。

 

階段の部分的な吹き抜け

青空の色や夕日のオレンジ色が、吹き抜け部分の壁に映る様子も楽しめる間取りになっています。

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吹き抜け階段の間取り図1F

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吹き抜け階段の間取り図2F

※本物件は構造計算を行った物件となります。

▼実例を見る⇒case170

 

実例③

吹き抜け階段の間取り実例

玄関ホールに吹き抜けの階段を設け、明るく開放的な空間に仕上げた実例です。

階段に沿って視線が誘導されるため、玄関に入ったときの広々とした印象を生み出しています。

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吹き抜け階段の間取り図

2F

吹き抜け階段の間取り図2F

▼実例を見る⇒case166

 

実例④

吹き抜け階段のリビング

LDK全体は通常の天井高で、階段部分のみ吹き抜けにして採光性を高めた間取り実例です。

階段の手すりを壁のないアイアンタイプにすることで、吹き抜け部分からの自然光がLDKまで届くようになっています。

1F

吹き抜け階段のの間取り図1F

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吹き抜け階段の間取り図2F

▼実例を見る⇒case150

 

吹き抜け階段のメリット

吹き抜け階段の間取り

吹き抜けと階段の組み合わせには、開放感や採光性のアップ、コミュニケーションの促進などさまざまなメリットがあります。

実際の面積以上に広く感じる

開放感のある吹き抜けに階段を組み合わせることで、実際の面積以上に広く感じる空間をつくれるのは大きなメリットです。

階段によって視線が上下に誘導され、吹き抜け単体の間取りより開放感を高めやすくなります。

階段部分だけの吹き抜けなら床面積への影響を抑えられるため、狭小地でも取り入れやすい方法です。

2階からの採光を得られる

先ほどご紹介した実例のように、吹き抜け階段で2階からの採光を得ることができ、明るい空間をつくりやすいのもメリットです。

階段を利用することで、部分的な吹き抜けの踊り場や上階から採光を得ることも可能です。

2階の間取りとの兼ね合いで広い吹き抜けをつくるのが難しい場合でも、明るい空間をつくりやすくなります。

家族の存在を感じやすい

吹き抜けとリビング階段を組み合わせる間取りでは、家族が自然に顔を合わせやすくなり、声をかけて存在を確認できるのもメリットです。

リビング階段だけでも動線の関係で顔を合わせやすくなりますが、吹き抜けによって上下階がつながることで、さらに家族の存在を感じることができます。

吹き抜け階段のデメリット

吹き抜け階段の間取り
吹き抜けと階段の組み合わせには、冷暖房効率の低下や音・臭いの広がり、プライバシーの低下といったデメリットもあります。

いずれも1階と2階が壁や扉で区切られないことが原因のため、仕組みを知っておくと対策を選びやすくなります。

具体的な対策は次の章で解説します。

冷暖房効率が低下しやすい

吹き抜け階段は上下階がひとつの空間でつながるため、冷暖房効率が低下しやすい点に注意が必要です。

暖かい空気は上へ移動する性質があり、冬は暖房の熱が吹き抜けと階段を伝って2階へ逃げ、1階の足元が冷えやすくなります。

夏は反対に、高い位置の窓から入る日差しで、2階ホールや階段まわりが暑くなることも多いです。

暑さや寒さを感じやすくなり快適性が低下するだけでなく、光熱費が余計にかかるリスクも考えられます。

臭いや音が上下階に伝わりやすい

吹き抜けと階段で1階と2階がつながっている分、臭いや音が上下階に伝わりやすいのもデメリットです。

キッチンの調理中の臭いや、リビングのテレビの音・話し声が、吹き抜けを通して2階の寝室や子ども部屋まで届きやすくなります。

家族の存在を感じやすいメリットと表裏一体のため、生活時間帯が異なる家族がいる場合は特に気をつけたいポイントです。

プライバシーが低下しやすい

吹き抜け階段は上下階の視線が通りやすく、プライバシーが低下しやすいのもデメリットのひとつです。

2階ホールや階段の途中から1階のリビングを見下ろせるため、くつろいでいる姿が家族の目に入ります。

玄関ホールに設けた場合は、来客からも階段越しに2階の様子が見えやすくなります。

吹き抜け階段の後悔を防ぐ間取りづくりのポイント

吹き抜け階段の間取りの打ち合わせ

吹き抜け階段のデメリットは、設計段階の選択で軽減しやすくなります。

以下では、間取りを決める順番に沿って、後悔を防ぐポイントを解説します。

設置場所は「何を優先するか」で選ぶ

吹き抜け階段は、設置場所によって得られるメリットと注意すべき点が変わるため、最初に何を優先するかを決めておくことが大切です。

 

設置場所 向いている人 注意点
リビング 家族の気配や明るいLDKを重視する人 冷暖房効率と音・臭いへの対策が必要
玄関ホール 来客時の印象を重視する人/リビング階段を避けたい人 玄関からの冷気と来客からの視線

 

家族のつながりを最優先するならリビング、住まいの顔となる玄関の印象を重視するなら玄関ホールが候補になります。

ただし、階段は上下階をつなぐ動線としての役割も大きいため、住まい全体の移動効率も考慮する必要があります。

こちらのコラムで動線について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

窓と階段の形状は、隣家と方位を見てセットで決める

吹き抜け階段の明るさは、敷地の条件に合わせて窓と階段の形状をうまく組み合わせられるかで決まります。

まずは隣家の窓の位置や方位を確認し、光を取り込めて外からの視線が入りにくい面を見つけておきましょう。

窓の面が決まったら、踊り場を設けたL字階段やU字階段を選ぶと、階段の途中に窓を設けて採光を確保しやすくなります。

直階段は踊り場がないぶん省スペースですが、窓は2階付近の高い位置に限られます。

U字階段は折り返し部分に広めの面積を要する点も考慮しておきましょう。

こちらのコラムで階段の種類や選び方のポイントを解説しています。

 

また、南面の高い窓は夏の日差しが強く入りやすいため、軒や庇、ブラインドで直射日光を遮る工夫も検討しましょう。

高い位置の窓は手が届かないため、電動の開閉やブラインドなど、換気や掃除の方法も設計段階で決めておくと後悔を防ぎやすくなります。

断熱・気密性能を高める

吹き抜け階段による冷暖房効率の低下は、住宅の断熱性能と気密性能で対策するのが基本です。

断熱性能が高くすき間の少ない家であれば、吹き抜け階段で上下階がつながっても家全体の温度差を抑えやすくなります。

なかでも吹き抜けの高い窓は熱の出入りが大きい部分のため、樹脂サッシやLow-E複層ガラスなど断熱性能の高い窓を選ぶことが重要です。

窓や外壁・屋根なども含めて断熱等級にこだわり、吹き抜け階段でも快適で省エネな住まいを目指しましょう。

断熱等級について詳しくは、こちらのコラムをご覧ください。

 

音・臭い・視線は、部屋の配置と区切れる仕掛けで調整する

リビングの吹き抜け階段の音や臭い、視線の問題は、部屋の配置と、必要なときだけ空間を区切れる仕掛けの両方で軽減しましょう。

臭いについては、キッチンを吹き抜けから離して配置し、レンジフードの排気能力や換気計画で対策するのが効果的です。

音への対策では、2階の寝室や子ども部屋などを吹き抜けから離れた位置に設けると、1階のテレビや話し声が届きにくくなります。

階段の部分吹き抜けであれば、入口に扉やロールスクリーンを設けて、上下階の視線を遮ることも可能です。

リビング全体の吹き抜けの場合は、階段や2階ホールの手すりを腰壁にすると、視線をほどよく遮れます。

吹き抜け階段に関してよくある質問

吹き抜けリビングの階段

最後に、吹き抜け階段の間取りを検討するときに感じやすい疑問にお答えします。

Q.費用はどれくらい?

A.さまざまな要素で変動するため目安を出すのは難しいです

吹き抜け階段の費用は、住宅会社の坪単価や仕様、間取りの状況などさまざまな要素で変わります。

例えば、同じ間取りでも、一般的な箱型階段とスケルトン階段では、材料費や施工費が違います。

間取り単体で費用を考えるのではなく、住まい全体の資金計画を立てるのが効果的です。

まずは住まい全体にかけられる予算を明確にしたうえで、吹き抜け階段にするかどうかで費用がどれくらい変化するのか確認しましょう。

Q.子どもがいると危ない?

A.階段の形状や落下防止の工夫でリスクを軽減する方法もあります

蹴込み板や手すりの壁がないスケルトン階段を吹き抜けと組み合わせる場合、お子さまの転倒や落下によるけがを心配する方も少なくありません。

しかし、落下防止のネットや手すりの形状などを工夫することで、けがのリスクを軽減する方法はあります。

また、吹き抜けリビングに階段を組み合わせる場合、お子さまの移動を見守りやすいというメリットもあります。

まとめ

吹き抜け階段は、開放感があり明るい空間をつくりやすく、家族の気配を感じやすい点も魅力の間取りです。

一方で、冷暖房効率や音・臭い、プライバシーの面で後悔しないためには、設置場所と住宅性能をセットで考える必要があります。

家族のつながりを優先するならリビング、来客時の印象を重視するなら玄関ホールなど、目的に合わせて設置場所や間取りを考えてみましょう。

ただし、上下階の温度差や音の伝わり方、2階からの見え方は、図面だけではイメージしにくい部分です。

モデルハウスや建築実例で実際の吹き抜け階段を体感し、気になる点を担当者に相談しながら、家族に合った間取りを検討してみてください。

クレバリーホームの全国のモデルハウスでは、実際に階段の間取りをご覧いただきながら住まいづくりについてご相談いただけます。

ぜひお気軽にご相談ください。

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