06永く住める丈夫な家 耐久性

建物に通気構造を設けるのに加え、湿気の多い場所に使われる部材も湿気に強いものを適切に選ぶなど、クレバリーホームでは住みはじめたときの高い性能が損なわれることのないように十分な湿気対策を施しています。

永く住み続けるための2つの対策

建物全体の湿気対策 住まいを永く守る防腐・防蟻処理

建物全体の湿気対策

クレバリーホームでは、建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により建物内の湿気を排除します。これにより、壁体内結露による断熱材の性能低下や内部のカビやダニの発生、腐れを防ぎます。

建物全体の湿気対策

全周換気技術

1 内部結露を防ぐ外壁通気工法

外壁は通気層を設けた二重構造とし、暖まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う「外壁通気工法」を採用。壁と壁の間を通る空気が上昇する際に、壁体内にこもる湿気を外へ排出する仕組みです。さらに、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内から上がった湿気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。

全周換気技術

軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気を排出するとともに、小屋裏にこもりがちな熱気を合わせて逃がします。
※天井裏下地が木製となる場合もあります。

全周換気技術
2 基礎全周で床下の通気性を確保

基礎高を住宅金融支援機構の【フラット35】適合基準400mmを上回る430mmを確保することで換気をスムーズにするとともに、厚さ150mmのベタ基礎仕様により地中からの湿気を防ぎます。さらに基礎と土台の間に通気構造を備えたパッキンを敷き詰めるキソパッキング工法を採用。従来の換気口方式に比べ約1.35倍の換気能力を達成しています。

基礎全周で床下の通気性を確保

■ 換気方法の違いによる床下換気イメージ

一般的な床下換気イメージ

一般的な床下換気イメージ
空気の流れにムラがあり、湿気がこもりやすい。

一般的な床下換気イメージ

キソパッキング工法による換気イメージ
全周でムラなく換気できるため、床下全体の湿度が安定。

3 万全の湿気対策をとった床下構造

一般的に使用される木製束とは異なり、クレバリーホームの採用する鋼製束は、湿気の影響を受けることなく腐朽菌やシロアリにも侵されない耐久性を誇ります。また、床下断熱材に湿気を吸い込みにくいポリスチレンフォームを採用。強度と断熱性の高い床下構造を実現しています。

万全の湿気対策をとった床下構造

湿気対策で住まいの寿命を延ばす

木造建築物の寿命を縮める原因となる腐朽菌の活性化条件は、水分・温度・酸素・養分の4つの要素が揃うことであり、どれか1つでも要素を排除すれば、腐朽菌の繁殖を防ぐことができます。温度・酸素・養分を排除することは困難ですが、適切な湿気対策を行うことで水分(湿気)を管理することはできます。適正な湿度(含水率20%以下)に維持管理することで、長期にわたって木材の腐れや劣化を防ぎ、住まいを建てたときの性能をずっと永く維持することができます。

日本の住まいに最適な屋根

住まいを永く守る防腐・防蟻処理

クレバリーホームでは、乾式加圧注入による防腐・防蟻処理を施すことで特殊な薬剤を木材内部にまでしっかりと浸透させ、住まいの耐久性を高めます。

住まいを永く守る防腐・防蟻処理
1 土台や通し柱に品質を保証するAQ認証材を使用

クレバリーホームでは、特に耐久性が問われる構造材に『優良木質建材認定のAQ認証2種』取得製品を使用しています。これは効果の持続性に優れた薬剤を木材の段階で内部まで浸透させたもので、腐朽菌やシロアリの繁殖を防ぎ、長い間安心して暮らしていただけます。

土台や通し柱に品質を保証するAQ認証材を使用
AQ 認証とは

(公財)日本住宅・木材技術センターが、木質建材の品質性能などを客観的に評価し、優良な製品を認証するものです。構造材のAQ認証2種は、防腐・防蟻処理の性能と品質の安定性が認められたもので、JASの保存処理性能区分K3に相当。住宅性能表示「劣化の軽減」の最高等級3(大規模補修を必要とする期間が3世代にわたる耐久性)に対応できます。

2 乾式加圧注入方式で、防腐・防蟻性能を長期間維持

従来の防腐・防蟻処理は水溶性の薬剤を使用する湿式処理方式が一般的でしたが、薬剤の効果が低下しやすく、処理後の再乾燥による寸法変化などの問題がありました。そこでクレバリーホームでは、油溶性薬剤を木材内部まで浸透させる最新の乾式加圧注入方式を採用。優れた薬剤、優れた処理方法で長期間にわたり安定した防腐・防蟻効果と高い施工精度を実現しています。

乾式加圧注入方式で、防腐・防蟻性能を長期間維持
従来の防腐・防蟻処理

従来の防腐・防蟻処理 湿式加圧注入のため表層から10mm程度しか薬剤が浸透していないベイツガ注入土台。

従来の防腐・防蟻処理

クレバリーホーム 乾式加圧注入により防腐・防蟻剤が内部まで浸透した構造用集成材。
※実験のため薬剤を赤く着色しています。

3 高い耐久性を誇る構造体

腐りにくさという点では、ベイツガやヒノキが代表的な木材として挙げられます。しかし油溶性薬剤を加圧して木材内部まで浸透させる最新の乾式加圧注入方式を採用しているクレバリーホームの構造材は、それらの木材と比べても高い防腐効果を実現し、住まいの強度をいつまでも維持することができます。

木材の耐久試験 ※各試験体を5年屋外に設置した際の耐久性を比較

ベイツガ無処理

ベイツガ無処理

クレバリーホーム

クレバリーホーム

比較的腐れに強いベイツガでも無処理だと腐れを引き起こしますが、乾式加圧注入処理を行ったクレバリーホームの構造材は腐れの症状は見受けられませんでした。

4 シロアリ試験で実証された優れた防蟻効果

ヒバの心材は土台などにも使われる防蟻性に優れた木材です。そのヒバと比べてもクレバリーホームの構造材の防蟻効果は優れていると言えます。ヒバとクレバリーホームの構造材を比較したシロアリ試験では、ほとんどのシロアリがヒバに集まったことからも、クレバリーホームの優れた防蟻効果が実証されています。

シロアリ試験

シロアリ試験

シロアリに強いと言われるヒバとクレバリーホームの構造材を比較した試験では、シロアリはほとんどヒバに集まるという結果が得られました。

第8回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」においてクレバリーホームの「台風対策パッケージ」が最優秀賞を受賞

一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会※1が開催する、第8回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」※2において、クレバリーホームの「台風対策パッケージ」が最優秀賞を受賞しました。クレバリーホームでは住まいづくりを通じて、次世代に向けたレジリエンス社会構築に向けさらなる技術・商品開発を行ってまいります。

※1 一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会とは国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産、学、官、民のオールジャパンでレジリエンス立国を構築していくことを目的として設立された機関。
※2 「ジャパン・レジリエンス・アワード」とは強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等を実施している企業・団体を評価・表彰する制度。

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