意外かもしれませんが、木は鉄よりも丈夫なのです。建築材料の強さを測る目安に比強度という値があります。これは同じ重量での強さを比較するもので、鉄とアカマツで引っ張り強度を比べてみると、アカマツは鉄の約4倍もの比強度を備えています。
このため同じ強度の住宅を造る場合、木の家は鉄骨の家よりも軽くでき、地震や台風時に受けるエネルギーが少なくてすみます。また一方で、木は火災に弱いという誤解があります。鉄が540℃くらいから軟化しはじめ、時間と共に急速に強度が落ちていくのに対し、木は表面が炭化すると内部への酸素供給を抑え燃えにくくなるため、より長い時間強度を維持できます。そのため、万一火災になっても急激に倒壊しにくい住宅をつくることができるのです。
※1 出典:(財)日本木材備蓄機構 「木材利用啓発推進調査報告書(衝撃編)」(1989)
参照:(財)日本木材総合情報センター 「木の香る快適な学習環境」