1階と2階を貫く通し柱により建物を強固に一体化した「SPG(ストロング・ポスト・グリッド)構造」と、6面全体で地震などの外力を受け止める「モノコック構造」の利点を融合させた「プレミアム・ハイブリッド構法」。
地震や台風などの外力を受けたときに住まいのなかで最も力が集中する場所が接合部。とくに重要な柱と梁の接合部には金物の奥行きを従来の約1/2にコンパクト化したHSS金物を採用。柱、梁の欠損量を最小限に抑え、接合部の強度を高める。
柱や梁などの主要構造材にエンジニアリングウッドと呼ばれる構造用集成材を採用。製材後、基準を満たすものだけを選別し含水率が15%になるまで乾燥、接着加工して1本の建材に仕上げる。この工程で自然の無垢材よりはるかに品質は安定し、強度はおよそ1.5倍。
プレミアム・ハイブリッド構法を支え、建物本来の強度を最大限発揮し、地震などの外部からのエネルギーを受けても歪みにくく、高い剛性のベタ基礎を標準採用。建物全体を面で支え、荷重を分散させることで耐震性に優れ、軟弱地盤にも適しています。
阪神・淡路大震災の波形を正確にシミュレートして実験。
室内では家具などが大きく動いている。
工学院大学 名誉教授
一級建築士・工学博士宮澤健二元 地震防災・環境研究センター長。耐震実験当時、リーダーとしてご協力をいただきました。
2004年の中越地震では「震度7」の本震の後、余震で「震度6」を4回、「震度5」を13回。2007年の中越沖地震では「震度6強」の本震の後、「震度6弱」の余震を1回観測され、計20回もの「震度5」を超える大型地震に見舞われました。長岡市のM様邸、刈羽村のT様邸も度重なる揺れに見舞われましたが被害はほとんどなく、クレバリーホームの耐震性能の高さを実証する形になりました。
長岡市高町団地内 M様邸
長岡市内でもかなり被害の大きな地区であったM様邸は、内部クロスに若干隙間ができた程度で被害はほとんどありませんでした。
刈羽村 T様邸
刈羽村は地盤が弱く、液状化して道路が変形する等の被害が出ましたが、T様邸では地盤改良工事を正しく施工しており、被害はありませんでした。